環境配慮製品


Kawasakiエコロジカル・フロンティアズ制度

制度の趣旨

川崎重工グループでは、製品・サービスのライフサイクルを通じた環境負荷低減を目的として、2014年より独自の環境配慮製品認証制度「Kawasakiエコロジカル・フロンティアズ制度(旧名称:Kawasaki グリーン製品制度)」を推進しています。本制度は、製品自体の環境性能向上と生産工程での環境負荷低減の両面において、特に優れた製品を認定・登録するものです。

認定プロセス

当社グループが独自に定めた基準において適合性を評価し、国際規格ISO14021に準拠して社外に発信しています。当社グループの基準とは、CO2 FREE、Waste FREE、Harm FREEを目指すCO2・廃棄物・有害化学物質の排出削減の3つの観点において、①製品自体の環境性能の向上、②生産工程での環境負荷低減の両面から評価するものです。
これらの評価の結果、基準を満たした製品を、満たした基準のレベルに応じて以下のように登録しています。

Sクラス:環境への配慮が業界トップクラス相当と評価した製品
Aクラス:環境への配慮が業界標準クラスまたは当社前機種製品を超えると評価した製品

また、本制度においては、過去の登録製品についても3年ごとに再評価しており、常に最新の登録製品を維持しています。
2023年8月末現在、2014~2020年登録の更新49製品に、新規登録19製品(2021年9製品、2022年5製品、2023年5製品)を加え、合計68製品を登録しています。

初回登録年 2014~2020 2021 2022 2023 合計
Sクラス 34 8 5 4 51
Aクラス 15 1 0 1 17
合計 49 9 5 9 68

制度の効果

「Kawasakiエコロジカル・フロンティアズ」をはじめとした当社グループにおける環境配慮製品による年間のCO2削減効果※1は2,437万t-CO2※2です。世界トップレベルの効率を達成したガスタービン・ガスエンジン等の発電機器、モーターサイクルにおける90%を超える高いリサイクル率の達成、軽量化による省エネを達成した鉄道車両など、「Kawasakiエコロジカル・フロンティアズ制度」で認定・登録した製品は、年間のCO2排出削減などの環境負荷低減に大きく貢献しています。

          
  • ※1 従来製品と比較したCO2排出量の削減量。
  • ※2 (参考)燃費15km/Lの自動車1台で年間1万km走行した際のCO2排出量は、1.5t-CO2
    当社グループの削減貢献量は、燃費15km/L、走行距離年間1万kmの自動車のCO2排出量に換算すると約1,625万台分に相当します。

なお、2022年度の Kawasakiエコロジカル・フロンティアズを含めた環境配慮製品の売上比率は18%でした。
(川崎重工・川崎車両・カワサキモータースの売上合計に対する比率)

制度名称変更の意図

2021年、制度の名称を「Kawasakiグリーン製品」から「Kawasakiエコロジカル・フロンティアズ」に変更しました。新名称には、従来までのKawasakiグリーン製品の思想に加え、新たな時代の社会課題というフロンティアに対し、製品のみならず、新たなソリューションの提供や仕組みづくりなど、独自の視点で答えを出し、希望ある未来をつくり出していくという意味を込めています。製品のライフサイクルとサプライチェーン全体を通じて、脱炭素社会(CO2 FREE)、循環型社会(Waste FREE)、自然共生社会(Harm FREE)の実現を推進していきます。

詳細については、「CO2 FREE(脱炭素社会の実現)」をご覧ください。

促進活動マーク

製品や生産工程に込めた環境配慮への思いを促進活動マークに凝集しました。このマークは、川崎重工グループが「陸・海・空の輸送システム」、「エネルギー・環境」、「産業機器」の主な事業分野で、革新的・先進的な技術力によってそれぞれが確固とした1本の柱となり、これら3本柱が融合することで、地球環境を支えていこうという決意を表現しています。

促進活動マーク
促進活動マーク

Kawasakiエコロジカル大賞 2022

Kawasaki環境大賞「Kawasakiエコロジカル・フロンティアズ」の登録製品の中から、環境に関連する社外評価を受け、また、対象期間において事業経営への貢献が大きかった製品を「Kawasakiエコロジカル大賞」として特別表彰しています。
2022年は選出した製品はありませんでした。


Kawasakiエコロジカル・フロンティアズ登録製品


2023年


2022年


2021年


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