社長メッセージ

社会のニーズを的確に捉え、
スピーディーに適応する企業グループへ

代表取締役社長執行役員 橋本 康彦

新興国における急速な産業の発展や人口増加などに伴う環境悪化リスクの懸念、先進国における高齢化の進展に伴う労働人口の減少に加え、航空・物流網の発達やインターネットの普及によりグローバル化が進む中で、新型コロナウイルスによるパンデミックの発生により、いま世界は激動の変革期を迎えています。そして、わたしたちのライフスタイルやビジネススタイルなど、従来の価値をあらためて問い直さなければいけない機会に直面しています。

当社グループは1896年の創立以来、120年以上にわたり、陸・海・空の幅広い事業分野で、ものづくりを通じて高い技術・知見を培ってきました。それぞれの時代において、最先端の技術をベースにさまざまな価値を提供してきましたが、常に世界の人々の多様な要望に応える製品・サービスを時代の変化に合わせて提供し、お客様と社会の可能性を切り拓く力になることが、当社グループの掲げるミッション「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する"Global Kawasaki"」の実現に繋がるものと確信しています。

今後も、新たな時代の社会課題を的確に捉え、お客様の「期待と信頼」に応えて課題を解決していくためには、世の中の変化にタイムリーに応え、新たな付加価値を届けることが必要と考えています。そこで、2030年に目指すべき企業像として、「つぎの社会へ、信頼のこたえを」というビジョンを制定しました。この言葉には、「刻々と変わる社会に、革新的なソリューションをタイムリーに提供し、希望ある未来をつくっていく」、「さまざまな枠を超えてスピーディーに行動・挑戦することで、自らの可能性を拡げ成長し続けていく」という意味が込められています。

常にお客様とともに迅速にソリューションを考え、行動していくことで、自分たちが社会の「カワる、サキへ。」を体現するとともに、これまで以上にグローバル展開を進めて事業の成長を図ることで、コンプライアンスや企業の社会的責任(CSR)を果たしながら世界中の人々から信頼される企業を目指してまいります。

引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。