航空宇宙

知識集約型産業として位置づけられる航空機分野では、日本を代表する機体メーカーとして、またエンジンメーカーとして、幅広い事業を展開しています。
宇宙機器分野でもH-IIA、H-IIBロケット用フェアリングなど、誘導機器分野でも中距離多目的誘導弾など多くの実績を有しています。

ニュース

ブルーインパルスとしても活躍するT-4中等練習機、P-3C哨戒機シリーズをはじめ、さまざまな防衛省向け航空機の開発・製造で主要な役割を果たしてきました。現在は、主契約企業として、P-1固定翼哨戒機及びC-2輸送機の開発を完了させ、量産製造を推進しています。
さらに、民間航空機分野では、国際共同開発・共同生産プロジェクトにパートナー企業として参画。米国ボーイング社との共同開発によるボーイング767、777、787、ブラジル・エンブラエル社との共同開発によるエンブラエル170/175/190/195の分担製造を行っています。また、ボーイング777Xの共同開発を推進しています。

回転翼機としては、わが国初の国産開発機となったBK117をはじめ、大型機から小型機まで製造しています。防衛省向けには、輸送ヘリコプターCH-47J/JAの製造、観測ヘリコプターOH-1の製造を行なっているほか、掃海・輸送ヘリコプターMCH-101および南極輸送支援用ヘリコプターCH-101の機体およびエンジンのライセンス製造を行っています。

航空用ジェットエンジン分野では、防衛省向けのヘリコプター用エンジンなどを製造するとともに、中型旅客機用V2500をはじめ、大型旅客機用RB211/トレント、PW4000、および小型旅客機用CF34ターボファンエンジンや、航空機用補助動力装置(APU)の国際共同開発・分担製造も手がけています。
また、わが国における環境適応型小型航空機用エンジン研究開発プロジェクトなどにも参画し、技術力の向上を図っています。

出典:防衛省陸上自衛隊ホームページ
(https://www.mod.go.jp/gsdf/fan/photo/training/index.html)

誘導機器分野としては、わが国初の国内開発・装備化した誘導弾である64式対戦車誘導弾から始まり、防衛省向けの対戦車(多目的)誘導弾の主契約企業として、60年以上にわたり一貫して国内開発・製造を継続することにより、わが国の防衛力の強化・維持に貢献する役割を果たしてきました。
現在は、中距離多目的誘導弾、空対空用小型標的等の製造・整備を推進するとともに、島嶼防衛用新対艦誘導弾、高出力レーザーシステム、将来の装備品の研究・開発に取り組んでいます。

H-IIAロケットの打上設備などを手がけています。当社が製造した「ロケット整備組立棟」のロケット搬出用扉は、世界一大きな可動扉としてギネスブックに認定されています。

H-IIAロケット、H3ロケット、イプシロンSロケットで衛星フェアリングの設計・製造を担当しています。
国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の開発に参画し、その開発と運用で得た知見を活かして月周回有人拠点「Gateway」国際居住棟の温湿度制御装置を開発しています。また、火星衛星探査計画(MMX)にロボットアームやサンプルリターンカプセルといったサブシステムの開発メーカとして参加しています。
自社で人工衛星「DRUMS」を開発し軌道上での技術実証に成功しました。開発で得た経験を足掛かりに、小型衛星の開発に取り組んでいます。

  • Debris Removal Unprecedented Micro Satellite:デブリ捕獲システム超小型実証衛星

Kawasakiグリーン製品

BK117 D-2型ヘリコプタ(エアバス・ヘリコプターズ式)

Kawasakiグリーン製品促進活動とは、グループミッション「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する"Global Kawasaki"」の実現を目指し、川崎重工グループは広汎な領域における高度な総合技術力によって、地球環境との調和を図りながら豊かで美しい未来社会の形成に向けて新たな価値を創造します。

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