[ 技術解説 ]

ルービックキューブを解くロボット
-双腕型知能ロボット-

尾上 一彦、森 芳信、島田 忠雄、澤井 恒義、青木 篤人、瀬田 良孝

 

センシング機能や人工知能は今後のロボットの高機能化に大きな役割を果たすと考えられる。当社の双腕型知能ロボットは、協調しながら同期して動作可能な2台のロボット(FS03N×2台)と、ネットワークでつながれた制御用PCで構成され、制御用PCには当社で開発された「画像処理システム(K-HIPE-R)」および「人工知能(AI)システム(KIS-C)」を実装している。本稿では、当社の企業博物館であるカワサキワールドに展示しているルービックキューブを解く双腕型知能ロボットの構成と特長について述べる。


第163号 ロボット特集号