高速走行する

走行中の高速鉄道車両から発生する空力騒音や空気抵抗を低減するための「空力技術」と、車両の安全性や安定性を確保するための「台車技術」をご紹介します。

空力技術

トンネル突入時の圧力解析

高速鉄道車両の先頭車両形状を最適化することは、走行音の低減だけでなく、トンネルに突入する際に発生する衝撃音を小さくするために非常に重要です。当社では、模型を使った風洞試験に加えて、数値流体力学(CFD)によるシミュレーション技術を駆使して、空力特性を満足しながら、車両内のスペースも確保した先頭車両の形状を設計しています。

台車技術

高速車両用台車

高速車両用の台車には、その安全性に加えて、走行時の安定性と、曲線を通過する際の乗り心地が求められます。
当社では、解析技術と試験技術を駆使し、「車軸の支持構造」の剛性や、不安定な左右振動を抑制するための「ダンパ」などの特性を最適設計し、高速安定性と曲線走行性能の向上を図っています。