油圧ポンプの高効率化技術

高効率油圧ポンプ「K8V」
油圧ポンプの内部構造

油圧ポンプは、軸の回転によりピストンが往復運動して作動油を吐き出す回転機械です。
この作動油の流れは、ポンプの駆動に伴って方向も圧力も複雑かつ急激に変化します。
油圧ポンプの効率を向上するには、各しゅう動部位からの漏れを抑えつつ、部品同士のしゅう動に伴う発熱に耐える耐熱性を向上させる必要があります。
このため、作動油の流れの動的な変化を予測する流体解析技術、部品の複雑な動きを再現する機構解析技術、さらに高精度の計測技術などを駆使して、ポンプ内部の挙動を正確に把握することにより、構造を最適化しています。

  • しゅう動 : 部品同士がすり合うこと