舶用ボイラ
川崎重工は、自社製船舶のみならず多くの他社製船舶に搭載する主機としての舶用ボイラを長年供給してきており、製造量は数千機に達しております。ボイラの形態は、時代の要求と技術の進歩を反映して様々に変わってきました。最新機種であるUMボイラは、数多くの実績と最新技術を集約して高信頼性と低メインテナンス性を追求した高品質ボイラです。ディーゼルエンジンの効率改善により、一般船舶の主機はほとんどディーゼルエンジンに変わりましたが、ボイルオフガスを使うために、LNG輸送船では依然として舶用ボイラが主機として用いられています。
特長
UMボイラは下記の特長を有しております。
- (1)火炉のみならず対流伝熱部にもメンブレンウォールを採用し、高信頼性と低メンテナンス性を実現しました。
- (2)コンパクトで軽量な構造により狭い機関室への設置を容易にしています。
- (3)バーナを天井に設置することで均一ガス流れと低過剰空気を達成しました。
- (4)スーパーヒーターとエコノマイザの構造をユニット化することで、溶接の信頼性を上げています。
- (5)対流蒸発管を防振形状とすることで船体との共振を防いでいます。
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