コンバインドサイクル発電プラント(CCPP)
コンバインドサイクル発電システムは、ガスタービン発電と蒸気タービン発電を組み合わせ、燃料の燃焼によって得られる高温の熱エネルギーから電力を最大限に絞り出す、まさにエネルギーのカスケード利用そのものです。
当社のコンバインドサイクル発電は、高い熱効率と高性能・高信頼性を誇る自社開発ガスタービンであるM7A(8MW級)、L20A(20MW級)及びL30A(30MW級)をキーハードとした10~90MW級の発電システムです。とりわけL30Aは、このクラスでは世界最高水準の熱効率を達成しています。
また、蒸気タービンを抽気式や背圧式にすることで熱電比可変が可能な為、工場や事業所の電力デマンド、蒸気デマンドやエネルギー単位に合わせた最適な容量設定が可能です。
性能一覧表
90MWコンバインドサイクル発電プラント配置例
プロジェクト事例
主要機器である「L30A」ガスタービン3基、排熱回収ボイラ3基および蒸気タービン1基が全て当社製で構成される発電出力107MWの発電プラントで、周辺工場からの需要に応じて電気と蒸気をフレキシブルに供給可能なコージェネレーション設備としての機能を併せ持つシステムを採用しています。当社は、プラント全体の設計、主要機器の供給、据付、建設工事一式をフルターンキー方式で請け負いました。
納入先 | 鹿島南共同発電株式会社 |
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ガスタービン発電設備 | 97MW (L30A×3基) |
蒸気タービン発電設備 | 10MW (1基) |
総発電出力 | 107MW |
排熱ボイラ蒸発量 | 合計138t/h(3基合計) |
運開年 | 2020年 |
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