ガス焚きボイラ

当社はこれまで累計1,000件以上もの陸用ボイラプラント(発電用、産業用)を世界中のお客様に引き渡してきました。これらの経験を活かし、低炭素エネルギーである"LNG/LPG"や"各種ガス(副生ガス・随伴ガス)"を燃料とする世界最高水準のボイラプラントを設計・製造します。
また、近く到来する脱炭素社会にて主軸エネルギーの一つに想定されている"水素"を燃料としたボイラも鋭意開発研究を進めています。


メリット・特長

幅広いレンジのボイラタイプならびに高効率なボイラの実現
発電用等を目途とする400MW規模の大容量から小型ながら高温高圧の蒸気を生み出す産業用小規模タイプまで幅広いご要求にお応えする事が可能です。当社では単胴放射型ボイラ(R型)、二胴水管式前焚ボイラ(F型)、二胴水管式横焚きボイラ(E型)、貫流ボイラなど幅広い形式のボイラを設計・製造してきました。このような豊富な実績を活かし、ボイラ単体の設計から製造のみならず、プラントEPCまで幅広い所掌に対応可能です。
幅広い種類の燃料が利用可能
LNG/LPGのみならず、低カロリーゆえに安定燃焼が難しいとされる製鉄プラントなどで発生する副生ガスや、油田やガス田の随伴ガスなどの幅広いガスを燃料とする事が可能です。このような副生ガスや随伴ガスを燃料とする事で、プラント全体のランニングコスト圧縮に資するとともに、プラントからの炭素排出量削減につなげ、環境低負荷を考慮したプラントの実現に貢献します。
また、ガス以外の燃料を利用している当社製ボイラを、ガス焚きボイラに燃料転換したり、ガスタービン排気を利用した排気再燃ボイラへ改造する等、既設設備高度化にも対応します。
据付に最大限配慮したパッケージボイラ
当社ボイラは当社設計および製造過程にて、出荷後における現地据付作業の極小化・効率化を最大限に考慮致します。ボイラ本体及び各主要付随機器を極力パッケージ化して出荷することで、現地での作業コスト圧縮のみならずプラント建設納期の最適化を図ります。

スペック・用途・適応可能な燃料

スペック 蒸気条件(圧力 /温度 /容量)
圧力: ~10 MPaG
温度: ~541℃
容量: ~250t/h
用途 発電(FIT等の事業用、自家発電などの産業用)
蒸気利用(産業プラントのプロセス向け高温高圧蒸気供給など)
適応可能な燃料 天然ガス・各種ガス燃料(BFG、随伴ガスなど) の専焼および混焼
将来を見据え、水素を燃料とするボイラも開発を進めております。

当社のボイラは様々な燃料や蒸気条件に対応すると共に、お客様の電力・熱の需要、或いは配置の要望に合わせた幅広い設計・製作を行っています。是非お問合せください。


プロジェクト事例

トルクメニスタン 化学プラント向けボイラ

尿素肥料製造プラントの所内動力及びプロセス蒸気を供給するボイラ発電設備です。

納入先 Turkenhimiya(トルクメニスタン)
型式 F-100
蒸発量 100 t/h
蒸気条件 4.5 MPaG, 445℃
用途 所内動力及びプロセス蒸気
主燃料 天然ガス
環境設備 低NOxバーナ
運転開始年 2017年
特長 環境規制に応じた適切な火炉設計と低NOxバーナの組合せによる低NOx化、並びに積極的な排ガス熱回収によるボイラ高効率化を実現しています。

サービス

  • メンテナンスサービス、余寿命診断、運転診断などのサービスを提供します。

主な実績

  • 1960年代に、重油とLNGの混焼焚きボイラを皮切りに、日本国内はもちろん中東や中国、東南アジアなどの海外を含め50プラント以上の納入実績。
  • 製鉄プラントのプロセスで発生する副生ガスを主燃料とするガス焚きボイラは国内で10件以上の納入実績。

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