シンプルな構造が生み出す
高効率と容易なメンテナンス性
SG-Turboは川崎重工業が長年にわたって蓄積してきたGMブロワ(歯車増速式単段ターボブロア)の技術を集結して開発した小型歯車増速式単段ターボブロワです。
国内下水処理ばっき用送風機として、微生物の働きで汚水をきれいな水に再生する生物反応槽(エアレーションタンク)へ空気を供給します。
シンプルな構造が生み出す
Features
SG Turboの特徴
CFD解析 Kawasakiの⾼速回転技術
インペラが１段の単段ターボブロワでは、インペラの効率向上が、ブロワの性能改善に直結する。
川崎重工の空力設計技術を活用し、CFD解析(Computational Fluid Dynamics：数値流体解析)により
高効率なHySETインペラ(Highly Super Environmental Turbo)を開発した。
単段型インペラの更なる⾼効率化を達成
ブロワの要求仕様(風量/圧力)に合わせた最適な設計を行い、高効率化を実現。
旧型インペラから、15％以上の効率アップを達成。
冷却⽔設備不要 空冷式オイルクーラー
ブロワユニット内に搭載された空冷式油冷却器のみで、潤滑油の冷却が可能。
ブロワ室内の空気を冷媒として、潤滑油の冷却を行うため、
ユーザ様にて冷却水設備（冷却塔、冷却水ポンプ等）の準備や冷却水配管工事は不要。
起動盤、現場制御盤、補機CC盤、 計器盤の機能を集約
起動盤、計器盤といった複数の盤の機能を1つに集約した小型歯車増速式単段ターボブロワ専用の起動制御盤。
ブロワの起動/停止、サージ防止制御、風量制御といった一連のブロワ運転を本制御盤のみで実現。
また、複数の盤を1つに集約したことで電気配線工事にかかる手間を大幅に削減。
タッチパネル式制御盤の採⽤
送風機付属品
MAGターボと同じくタッチパネル式
コンパクト構造
-
小型歯車増速単段ターボブロワは小風量帯に特化した設計となっており、従来の歯車増速単段ターボブロワから潤滑油系統の見直しや電動式操作器の採用等の構造変更により、省スペース化を実現。
設置面積は約60％にまで縮小し、重量は約50％の軽量化を達成。
メンテナンス
- 従来機種と比較し、メンテナンス性の向上や維持管理上の負担軽減を実現。
| 電油式 | 電動式 | |
|---|---|---|
| 操作器用作動油 | 必要 | 不要 |
| 部品点数 | 多い | 少ない |
| 配線 | 複雑 | シンプル |
| メンテナンスコスト | 高価 | 安価（電油式の1/5） |
- 潤滑油冷却のために冷却水を使用しないため、冷却水トラブルを根絶
- 電油式操作器を非採用とし、電動式操作器に統一
- 制御盤に搭載されたデジタル表示型のタッチパネルにて、集約されたブロワの運転情報を監視可能
高効率
- CFD解析による卓越した流路設計で当社自社開発の高効率インペラ （Hysetインペラ）を搭載により高効率を達成。
関連情報
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