[ 技術解説 ]

潜水艦建造法の改革
-モジュール建造法と3次元CAD-

伊東 令仁、下瀬 沢生、石橋 宏造、宮本 修二、安井 辰也
一柳 伸夫、佐々木 鈴太郎、有馬 唯文、白澤 秀夫、川村 嗣及

潜水艦は海中において大気圧環境を維持するために強固な耐圧殻を有している。そして、耐圧殻の中にはさまざまな装置や艤装品が水上船舶よりもはるかに高密度に艤装されており、このことから潜水艦の製造面でも設計面でも多くの制約条件が存在する。(株)川崎造船では新型潜水艦の建造に際して従来同様の高品質を維持すべく、製造においてはモジュール建造法を、設計においては3次元CADをそれぞれ導入した。本稿ではその概要について述べる。

代表図
諸管装置設計へのTRIBON適用例

第166号 船舶特集号