夢の実現

時代とともに変わる社会のニーズ、川崎の技術は常にそれに応えます。
夢を現実に・・・その一例を紹介します

氷海LNG運搬船

極寒の北海の海の氷を割り、自力で航行できるLNG船

極低温の外気環境での航海には、船に装備される機器についても確実に稼動できることが必要。北極圏近くに埋蔵される天然ガスは、冬場は氷に閉ざされてしまうが、このような極寒の海でも、安全にLNGを運ぶことができる船を実現すること・・・それが川崎重工の社会貢献。

高速貨物船

船速、荷役時間の両面で高速化を可能にした貨物船

低速から中速域では船体の浮力による通常航走、高速域では水中翼の揚力を得て胴体部を海上に浮かせることにより翼走。翼走状態では、波の影響をうけにくく、荒天時でも安定した航行が可能。さらに、コンテナを搭載する荷役スペースのユニット化、IT技術を導入したコンテナ荷役管理により、荷役時間の大幅短縮を可能にさせる。

液体水素運搬船

究極のエネルギー・液体水素を運ぶ船

液体水素運搬船は、液体水素が、液化天然ガス(LNG)の1/6と非常に軽い比重(0.07)と、絶対零度に近い-253℃が沸点のため、従来のLNG船貨物のLNG(比重:0.424、沸点:-162℃)に比べ、貨物の保温について高度の技術が要求される。川崎重工には、LNG船で培った貨物の保温技術があり、これを進化させることで、軽量、極低温の液体水素を運ぶ船を実現したい。液体水素は、発電用燃料、電池、自動車エンジンの燃料等、クリーンエネルギーとして、幅広い利用が期待される。