自動車専用運搬船・RO/RO船

川崎重工は、1970年に神戸工場で日本初の自動車専用船(PCC=Pure Car Carrier)を建造しました。以後2000年までは神戸または坂出工場でPCCを建造して来ましたが、21世紀初頭以降、NACKSがPCCの建造を担っており、2016年には世界初のLNG燃料で航行可能なPCCの建造も実現しました。


AUTO ENERGY
(第8020番船/NACKS第NE213番船)

全長 約181.00m
30.00m
深さ 30.22m
自動車積載台数 3,985台
竣工 2016年11月29日

NACKSで建造。
世界で初めて主機関及び発電機機関に二元燃料エンジン(ME-GIエンジン)を採用した自動車運搬船の2番船。
(1番船のAUTO ECOは2016年9月引渡。)
重油の他、LNGも燃料として使用可能。
また、最高水準の耐氷仕様アイスクラス1Aスーパーを採用しており、バルト海の厳しい氷解域を航行することが可能。


CAPE TOWN HIGHWAY
(第1653番船/NACKS第NE078番船)

全長 約199.90m
32.26m
深さ 34.35m
自動車積載台数 6,249台
竣工 2011年1月14日

NACKSで建造。
係船時の港湾周辺の大気環境に配慮し岸壁とは反対舷となる左舷に煙突を配置する等、2005年以降NACKS最初のPCCとして建造した5,000台積みシリーズを進化させた6,200台シリーズの2番船。