「明石工場 技術開発本部見学会」のご報告

近年、地球環境の保全やエネルギー・資源の安定供給に対する社会的な要求の高まり、また市場の需要やニーズ等、製造業を取り巻く環境は、より急激に変化しています。

このようなダイナミックな動きに応えるため、当社の技術開発本部は、事業部門と一体となって、「次の新製品」に向けた技術開発や、将来の社会を思い描いて次世代を支える「将来の新製品」に向けた技術開発を進めています。

こうした中、当社の先端技術に取り組む技術開発本部の取組みを通じて、持続的成長に向けた研究開発の一端を感じていただきたく、2024年2月15日(木)、Kawasakiファン通信にご登録いただいている株主様向けに、明石工場 技術開発本部見学会を開催いたしました。

同本部としては、初めての株主様向け見学会に、多数の株主の皆さまにご参加いただきましたので、ご報告いたします。

当日、まずは明石工場 技術開発本部ビルで、株主の皆さまをお出迎えし、冒頭のオリエンテーションで、「グループビジョン2030と注力分野での新たな価値創出に向けて」と題して技術開発本部の取組みについて、ご説明いたしました。

その後、3つのグループに分かれて、「デジタル技術適用の取り組み」「新たなロボットシステムへの取り組み」「CO2分離・回収に向けた取り組み」という3つの技術展示と、明石工場総合ビル1階の製品展示エリアをご見学いただきました。

~デジタル技術適用の取り組み~

モーターサイクル事業において、開発期間の大幅な短縮と開発費用低減や、オフロード四輪の自立走行システムの開発に、デジタル技術を適用している事例をご見学いただきました。

先進運転支援システム(車間距離維持システム等)の誤動作が万一発生した場合に、誤動作がライダーの走行に与える影響の評価を、実車による試験の前に、デジタル上でシミュレーション検討する活用事例などをご紹介しました。

~新たなロボットシステムへの取り組み~

ロボット事業における、AI技術の活用による自動化への取り組みについて、ご見学いただきました。

人間の手の感触を元に、頭の中でイメージしながら、目で見えない箇所へ部品の取り付けをするような作業は、これまでロボットが苦手としてきた領域です。

参加された株主様に、お手本となる取り付け動作を実際に行っていただき、それをAI学習したロボットが、部品を取り付けることができるようになる様子をご覧いただきました。

~CO2分離・回収に向けた取り組み~

産業用排ガスからのCO2分離回収技術や、Direct Air Capture(DAC:空気からのCO2分離回収)技術について、ご見学をいただきました。

潜水艦等の閉鎖空間内CO2除去で培ってきた当社技術を応用したもので、60℃の低温蒸気でCO2を回収する個体吸収剤を用いることで、省エネルギー化を実現していることなどをご紹介しました。

~製品展示エリア~

明石工場総合ビル1階ロビーでは、旅客機用の航空エンジンやオフロード四輪などの展示品をご見学いただきました。

見学後の質疑応答では、「技術開発本部と事業部門との連携における課題は何か」「液化水素運搬船、水素エンジン等の開発は順調か」等の質問を多数いただくなど、盛況に株主の皆さまと対話・交流を行い、盛況のうちに終えることができました。

また、参加アンケートでは、「"人が操作した動きをAIに覚えさせてロボットが再現する"という方法で自動化が進んでいることを知り驚きました」「新しい技術はやはりすごくワクワクして見学もお話しも楽しませて戴きました」といった株主の皆さまからのコメントを多数いただきました。

今後も、Kawasakiファン通信(メールマガジン)にご登録いただいている株主様向けに、イベントを実施したいと考えておりますので、未登録の方は、こちらの登録フォームからぜひご登録のうえ、ご応募ください。


株主様向け国立西洋美術館
特別見学会 開催報告

2023年10月20日、Kawasakiファン通信(メールマガジン)ご登録株主様向けの「国立西洋美術館 特別見学会」を開催し、多数の株主様が参加されました。

当社は従来から、持続的な成長を果たしていくにはESG(環境・社会・ガバナンス)に代表される非財務の取組みも重要であると考えており、さまざまな社会課題に革新的な解決策を生み出す事業活動や社会貢献活動に取り組んでいます。

当社の前身である川崎造船所の初代社長・松方幸次郎は「日本人に本物の西洋文化や美術を見せたい」という想いで、「松方コレクション」と呼ばれる美術品群を収集していました。 この「松方コレクション」の保存・公開を目的に設立された国立西洋美術館と、オフィシャルパートナー契約を2023年4月に締結したことを受け、今回の特別見学会を開催する運びとなりました。

当日は、当社の「社会課題解決と社会貢献」への取組みをご説明するとともに、西洋美術館長より美術館の社会的意義などについてご講演をいただき、和やかに株主の皆様と対話・交流を図ることができました。その後、企画展(キュビスム展)・常設展を自由に見学いただき、無事閉会いたしました。

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株主様向けカワサキワールドオンライン見学会
開催報告

川崎重工グループは、2023年3月6日「株主様向けカワサキワールドオンライン見学会」を開催し、多数の株主様が参加されました。

当日は、当社グループの創業者や歴史とともにカワサキワールドの展示物などをご紹介しました。また、見学後の質疑応答では、様々なご質問やご要望をいただき、株主の皆様と交流を図ることができました。

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