サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)フレームワーク
川崎重工は、2022年3月の「DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン (以下、DBJ-対話型SLL)」の導入を皮切りに、サステナビリティ・リンク・ローンフレームワーク(以下、SLLフレームワーク)を策定しました。なお、本フレームワークは現在マスターフレームワークに統合されています。(調達実績はこちら)
サステナビリティ・リンク・ローンとは
サステナビリティ・リンク・ローンは、借入人のサステナビリティに関する取り組み目標(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット、SPTs)の達成度を借入条件と連携させることで、借入人のサステナビリティ経営の高度化を促すローンです。
SLLフレームワーク(事前取得型フレームワーク)の特徴
SLLフレームワークは、同一のフレームワークを用いて複数の金融機関から相対取引での融資を想定したもので、日本のサステナブルファイナンス※1において先進的な取り組みになります。
株式会社日本格付研究所から、ローン・マーケット・アソシエーション※2などが策定した「サステナビリティ・リンク・ローン原則(2022年3月版)」および環境省が策定した「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(2022年版)」との適合性に対する第三者意見書を取得しています。
SLLフレームワークを活用することで、自社のサステナブルファイナンス※1への取り組みを推進するだけでなく、各金融機関でのサステナブルファイナンス※1組成にかかる負荷を軽減することで、間接金融市場におけるサステナブルファイナンス※1融資の促進に貢献します。
- ※1サステナビリティに資する投資のための資金調達
- ※2ローン・マーケット・アソシエーション:欧州、中東、アフリカのシンジケートローン市場の流動性、効率性、透明性を向上することを目的として1996年に設立された組織。
選定したKPI・SPTs
KPI | 水素サプライチェーン構築 |
---|---|
SPTs① | 2026年度までに商用化実証大型液化水素運搬船1隻の建造完了 |
SPTs② | 2031年度までに日本への水素運搬可能量22.5万t/年以上 |
- ※達成状況はこちら
参考リンク
DBJ-対話型SLL
DBJ-対話型SLLは、Loan Market Associationなどが策定した「サステナビリティ・リンク・ローン原則(以下、SLLP)」および環境省が策定した「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(以下、環境省ガイドライン)」に基づき、貸付人である日本政策投資銀行が対話を通じて、当社のサステナビリティ経営高度化に資する適切なKPI(重要業績評価指標)とサステナビリティ戦略に整合した目標であるサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下、SPTs)の設定を支援するとともに、SPTsの達成に向けた事業活動を促すものです。
選定したKPI・SPTs
KPI | 水素サプライチェーン構築 |
---|---|
SPTs① | 2026年度までに商用化実証大型液化水素運搬船1隻の建造完了 |
SPTs② | 2031年度までに日本への水素運搬可能量22.5万t/年以上 |
- ※SPTsの達成状況はこちら
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