「水素・カーボンニュートラル & ソーシャルロボット事業説明会 in KAWARUBA」のご報告

2025年2月3日(月)、水素・カーボンニュートラル & ソーシャルロボット事業説明会 in KAWARUBAを開催いたしましたので、その様子をご報告いたします。
KAWARUBAとは、2024年11月6日、羽田イノベーションシティ内に開設した、ソーシャルイノベーション共創拠点です。
当社がハブになり、他企業や学術機関、行政、自治体といった社外関係者を繋ぎ、環境問題や少子高齢化、防災等の社会課題に対し、革新的な技術や発想によって今までにない製品やサービスといった解決策を実現していくことを目的としています。
立ち上げ期の現時点では、当社の中長期的な事業成長を支える
①水素を軸としたカーボンニュートラルへの取組み
②ソーシャルロボットへの取組み
をテーマとして掲げています。

  • 社会の役に立ち、人とのコミュニケーションをサポートするロボット

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前日までの雨は上がり、続々と来場される株主様を、KAWARUBAにてお出迎えしました。
エントランスを抜け現れるDIVE POINTをご覧になり、製造現場とは一味違う雰囲気に驚いた様子の株主様もちらほら。

DIVE POINT

開会後、まずはKAWARUBA事務局より、以下についてご説明いたしました。

  • 当社の歴史やグループビジョン2030を踏まえた、KAWARUBA開所に込めた想い
  • KAWARUBAの事業テーマである、水素・カーボンニュートラル、ソーシャルロボットへの取組み
Kawaruba purpose
Kawaruba 事業テーマ

続いて、2グループに分かれ、各事業テーマについての内覧です。
一か所は、水素・カーボンニュートラル関連。
これまで神戸地区で取り組んできた技術実証の成果と、これから首都圏で取り組んでいく商用化実証の概要を、映像でご覧いただきました。
その後、水素に関する模型やパネルが並ぶエリアにて、他社も含めた水素社会実現への取組みについて理解を深めていただきました。
とりわけ、水素エンジンモーターサイクルの実機レプリカモデルは大人気!スタッフに質問される方や写真を撮影される方が多数いらっしゃいました。

水素エンジンモーターサイクル
水素関連展示を内覧

もう一か所は、ソーシャルロボット関連。
当社のソーシャルロボットへの取組みや今後の展望をご説明したのち、2種類のソーシャルロボットの実物を見学いただきました。

  • 双腕型サービスロボット「Nyokkey」(ニョッキー)
  • 屋内配送用サービスロボット「FORRO」(フォーロ)

介護や病院といった、人手不足が深刻化する分野でのソーシャルロボットの活用は、多くの株主様から共感をいただきました。

Nyokkey
FORRO

最後に、株主様からの質疑応答を行いました。
KAWARUBAでの取組みや内覧に関することから、当社への応援メッセージや叱咤激励までさまざまなご質問・コメントをいただき、当社への関心の高さを感じる時間となりました。

今回、株主様向けとしては初めて開催した事業説明会でしたが、盛況に終えることができました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

なお、以下のような応援・感想のコメントをいただきました。
「他のロボット企業とも共創で連携・競争して研究・開発を進めていることを初めて知り、驚きました」
「水素・カーボンニュートラル、ソーシャルロボットの事業化が予想以上に早い時期に到来しそうだと感じました」
「介護用、有事用のロボットは急務であり、川崎重工の力が必要だと思いました」

今後も、Kawasakiファン通信(メールマガジン)にご登録いただいている株主様向けに、イベントを実施したいと考えております。
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【KAWARUBAに関する問合せ先】
kawaruba@global.kawasaki.com

【KAWARUBA HP】
https://kawaruba.com/


過去開催分

「SUPER BIKE RACE in KYUSHU見学会」のご報告

2024年9月8日(日)、日本全国のサーキットを舞台に争われる国内最高峰のモーターサイクル・ロードレース大会である「SUPER BIKE RACE in KYUSHU」が、オートポリス(大分県)で開催されました。
オートポリスは、川崎重工グループが保有するサーキットで、二輪車や四輪車等のレースをはじめ、様々なイベントを開催しており、モータースポーツファンだけでなく、多くの方から親しまれています。
今般、二輪車ユーザーとの接点でもあるオートポリスでのレース見学を通じ、パワースポーツ&エンジン事業や、モータースポーツ振興への取組みの一端を感じていただきたく、Kawasakiファン通信にご登録いただいている株主様向けに、SUPER BIKE RACE in KYUSHU見学会を開催いたしましたので、その様子をご報告いたします。

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晴天の下、当選された参加者の皆様を、くまモンのラッピングバスとともに熊本空港でお出迎えしました。
(オートポリスの所在は大分県日田市ですが、県境に近いため、熊本からのアクセスの方が便利なのです)

バスの車窓から阿蘇の大草原を眺めながら、オートポリスに到着すると、レースの真っ最中。
早速、参加者の皆様には、メインストレートの目と鼻の先で見学いただきました。
エンジンの轟音とともにマシンが一瞬で通り過ぎる臨場感は、テレビやインターネットでは、なかなか体感できないもので、特にお子様など初めて観戦される方々は、想像以上の迫力に目を丸くされているご様子でした。

午前のレース終了後は、バイクファンお待ちかねのピットウォークの時間です。
ピットウォークパスを持つ多数の一般観戦者もピットエリア内になだれ込み、さながらお祭りのよう。
中でも、Kawasaki Plaza Racing Team(以下「KPRT」)前には、とりわけ長い長い長蛇の列。Kawasakiのファン層の厚さを実感しました。

  • カワサキブランドのモーターサイクルの国内総販売元であるカワサキモータースジャパンが運営するレースチームで、本大会にも出場。

そんな中、本見学会の特別プログラムとして、KPRTとの特別交流を行いました。
チームメンバーからはレースで使われるモーターサイクル「Ninja ZX-10R」についての解説を、岩戸 亮介選手と彌榮 郡選手、西嶋 修監督からはレースに臨む抱負と意気込みを語ってもらいました。
参加者の皆様からは、「どんなトレーニングを行っているのか」「レース用のエンジンは市販用のものとどう違うのか」といった多数のご質問をいただくなど、暑くて熱い交流を行うことができました。

「Ninja ZX-10R」を解説
右から岩戸選手、彌榮選手、西嶋監督

KPRTとの特別交流が終わるころには、そろそろお腹がすく12時過ぎ。
参加者の皆様には、涼しいロイヤルルームに移って、昼食を召し上がっていただきました。

午後は、参加者の皆様には自由に時間を過ごしていただきました。
ある方は迫力満点のホームストレートで、ある方はバイクがせめぎ合う第一コーナーで、ある方は涼しいロイヤルルームで、皆様それぞれ思い思いの場所で、ご観戦されていたようです。

ロイヤルルームからゆったり観戦
スタート直前の岩戸選手をコース間近から

また、イベント広場では、各二輪メーカー等のブースや、各地のグルメの屋台が多数出展。
Kawasakiブースでは電動三輪ビークル「noslisu」を展示しており、多くの方が試乗されていました。

ハイブリッドモーターサイクル「Ninja 7 Hybrid」やEVモーターサイクル「Ninja e-1」等を展示
電動三輪ビークル「noslisu」

今回、株主様向けとしては初めて開催したオートポリスでの見学会でしたが、株主の皆様のご協力のもと、盛況に終えることができました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

なお、参加アンケートでは、次のような応援のコメントを多数いただきました。

  • 初めてレース場にレースを観に来ました。動画で観るのと違って迫力がすごかった。スピード感、サウンド、振動など実際に足を運ばないと感じられないものだと思いました。
  • KPRTの真摯な対応。普段、あまりカワサキの製品に接する機会は少ないのですが、ライダーへのサインをもらう列の長さとかを見ると製品に対して、地道な活動をしていると思う。
  • 初めてのバイクレースでした。川崎重工さんは、航空機が主力と思っていましたが、バイクもすばらしいです!!その技術力とチームワークを自分の目と耳で経験したことは、とても有意義でした。これからも応援させていただきます。

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「明石工場 技術開発本部見学会」のご報告

近年、地球環境の保全やエネルギー・資源の安定供給に対する社会的な要求の高まり、また市場の需要やニーズ等、製造業を取り巻く環境は、より急激に変化しています。

このようなダイナミックな動きに応えるため、当社の技術開発本部は、事業部門と一体となって、「次の新製品」に向けた技術開発や、将来の社会を思い描いて次世代を支える「将来の新製品」に向けた技術開発を進めています。

こうした中、当社の先端技術に取り組む技術開発本部の取組みを通じて、持続的成長に向けた研究開発の一端を感じていただきたく、2024年2月15日(木)、Kawasakiファン通信にご登録いただいている株主様向けに、明石工場 技術開発本部見学会を開催いたしました。

同本部としては、初めての株主様向け見学会に、多数の株主の皆さまにご参加いただきましたので、ご報告いたします。

当日、まずは明石工場 技術開発本部ビルで、株主の皆さまをお出迎えし、冒頭のオリエンテーションで、「グループビジョン2030と注力分野での新たな価値創出に向けて」と題して技術開発本部の取組みについて、ご説明いたしました。

その後、3つのグループに分かれて、「デジタル技術適用の取り組み」「新たなロボットシステムへの取り組み」「CO2分離・回収に向けた取り組み」という3つの技術展示と、明石工場総合ビル1階の製品展示エリアをご見学いただきました。

~デジタル技術適用の取り組み~

モーターサイクル事業において、開発期間の大幅な短縮と開発費用低減や、オフロード四輪の自立走行システムの開発に、デジタル技術を適用している事例をご見学いただきました。

先進運転支援システム(車間距離維持システム等)の誤動作が万一発生した場合に、誤動作がライダーの走行に与える影響の評価を、実車による試験の前に、デジタル上でシミュレーション検討する活用事例などをご紹介しました。

~新たなロボットシステムへの取り組み~

ロボット事業における、AI技術の活用による自動化への取り組みについて、ご見学いただきました。

人間の手の感触を元に、頭の中でイメージしながら、目で見えない箇所へ部品の取り付けをするような作業は、これまでロボットが苦手としてきた領域です。

参加された株主様に、お手本となる取り付け動作を実際に行っていただき、それをAI学習したロボットが、部品を取り付けることができるようになる様子をご覧いただきました。

~CO2分離・回収に向けた取り組み~

産業用排ガスからのCO2分離回収技術や、Direct Air Capture(DAC:空気からのCO2分離回収)技術について、ご見学をいただきました。

潜水艦等の閉鎖空間内CO2除去で培ってきた当社技術を応用したもので、60℃の低温蒸気でCO2を回収する個体吸収剤を用いることで、省エネルギー化を実現していることなどをご紹介しました。

~製品展示エリア~

明石工場総合ビル1階ロビーでは、旅客機用の航空エンジンやオフロード四輪などの展示品をご見学いただきました。

見学後の質疑応答では、「技術開発本部と事業部門との連携における課題は何か」「液化水素運搬船、水素エンジン等の開発は順調か」等の質問を多数いただくなど、盛況に株主の皆さまと対話・交流を行い、盛況のうちに終えることができました。

また、参加アンケートでは、「"人が操作した動きをAIに覚えさせてロボットが再現する"という方法で自動化が進んでいることを知り驚きました」「新しい技術はやはりすごくワクワクして見学もお話しも楽しませて戴きました」といった株主の皆さまからのコメントを多数いただきました。

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株主様向け国立西洋美術館特別見学会 開催報告

2023年10月20日、Kawasakiファン通信(メールマガジン)ご登録株主様向けの「国立西洋美術館 特別見学会」を開催し、多数の株主様が参加されました。

当社は従来から、持続的な成長を果たしていくにはESG(環境・社会・ガバナンス)に代表される非財務の取組みも重要であると考えており、さまざまな社会課題に革新的な解決策を生み出す事業活動や社会貢献活動に取り組んでいます。

当社の前身である川崎造船所の初代社長・松方幸次郎は「日本人に本物の西洋文化や美術を見せたい」という想いで、「松方コレクション」と呼ばれる美術品群を収集していました。 この「松方コレクション」の保存・公開を目的に設立された国立西洋美術館と、オフィシャルパートナー契約を2023年4月に締結したことを受け、今回の特別見学会を開催する運びとなりました。

当日は、当社の「社会課題解決と社会貢献」への取組みをご説明するとともに、西洋美術館長より美術館の社会的意義などについてご講演をいただき、和やかに株主の皆様と対話・交流を図ることができました。その後、企画展(キュビスム展)・常設展を自由に見学いただき、無事閉会いたしました。

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株主様向けカワサキワールドオンライン見学会開催報告

川崎重工グループは、2023年3月6日「株主様向けカワサキワールドオンライン見学会」を開催し、多数の株主様が参加されました。

当日は、当社グループの創業者や歴史とともにカワサキワールドの展示物などをご紹介しました。また、見学後の質疑応答では、様々なご質問やご要望をいただき、株主の皆様と交流を図ることができました。

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