Kawasaki Hydrogen Road

水素社会の未来を切り拓く

Kawasaki Vision for the Future

現在、私たちの暮らしは、エネルギー資源の大部分を石炭や天然ガスといった化石燃料に依存しています。
しかし、そのことは地球温暖化という深刻な環境破壊を引き起こすとともに資源枯渇のリスクをはらんでいます。
「カーボンニュートラル」と「エネルギーの安定供給」。
この二つの課題を解決する答えが、「水素エネルギー」です。

水素エネルギーがもたらす新しい未来を、世界の人々へ。
Kawasakiグループの総合力を結集した取り組みは、すでに始まっています。

ニュース

国際水素展示会「Canadian Hydrogen Convention 2025」出展のお知らせ
水素混焼仕様への改造が可能なガスエンジン2基を受注
水素液化プラント向けとしては「世界初」となる遠心式水素圧縮機の実証設備建設に着手
国際的な総合科学雑誌Nature誌ウェブサイトにおいてNature Index:Energy特集企画の一部として当社の記事広告Building a global shipping network for hydrogenが掲載されました
水素取引を支援する『水素プラットフォーム』の実証試験が完了
過去記事
H2 & FC EXPO【春】2025 ~第23回[国際]水素・燃料電池展~に出展
大規模水素ステーション向け油圧ブースター式水素圧縮機(水素供給能力600Nm3/h)を販売開始
「カワる、サキへ。」ショートムービー カワサキ水素大学5限目『水素バイクで見る未来』篇公開
液化水素サプライチェーンの構築に関するお知らせ
SDGs Week EXPO 2024『エコプロ2024』に出展
国内初、水素30%混焼大型ガスエンジンの運用開始
さらなる技術的チャレンジに向けて 「ダカール 2025"Mission1000 ACT 2"」に HySE-X2 を投入(カワサキモータース)
水素技術展示会「HYDROGEN Technology EXPO EUROPE 2024」出展のお知らせ
エアバス、関西エアポート、川崎重工、水素航空機の運用準備に向け連携を加速 (PDF:279.0 KB)
航空機用小型水素エンジンの運転試験に成功
世界初、5MW以上の大型ガスエンジンにおける水素100%燃焼技術を開発
H2 & FC EXPO【秋】~第22回[国際]水素・燃料電池展~出展のお知らせ
川崎重工とCB&I、「商用液化水素サプライチェーンの推進に向けた戦略的協定書」を締結 (PDF:451.7 KB)
国際水素展示会「ASIA-PACIFIC HYDROGEN 2024 SUMMIT & EXHIBITION」出展のお知らせ
国内初、水素30%混焼大型ガスエンジン実証設備の試運転成功
世界初の液化水素サプライチェーンに向けた商用化実証が大きく前進
-JFEスチールと日本水素エネルギーが土地賃貸借契約を締結- (日本水素エネルギー) (PDF:372.8 KB)
水素エンジンモーターサイクル 量産メーカーとして世界初の公開走行を実施(カワサキモータース)
エネルギートランジション国際展示会「Global Energy Transition Congress and Exhibition」出展のお知らせ
川崎重工とダイムラー・トラック、「ドイツ向け液化水素サプライチェーンの構築および欧州における液化水素ステーションの輸送網の構築に向けた協力の覚書」を締結 (PDF:663.5 KB)
「AXIA EXPO (アクシア エキスポ)2024」出展のお知らせ
国際水素展示会「HYDROGEN AMERICAS 2024 SUMMIT&EXHIBITION」出展のお知らせ
国際水素展示会「WORLD HYDROGEN 2024 SUMMIT & EXHIBITION」出展のお知らせ
1.8MW級 水素ガスタービン「PUC17MMX」がConnecting Green Hydrogen MENA 2024 でHydrogen Technology of the Year 2024を受賞
川崎重工とシンビオが「燃料電池システムの共同開発に関する覚書」を締結(PDF:553.0KB)
第21回 スマートエネルギーWeek【春】/H2&FC EXPO『水素・燃料電池展』に出展
ベルギーでガスタービンコージェネレーションシステムの水素混焼改造工事を完了、営業運転を開始
コージェネ大賞2023 技術開発部門「理事長賞」を受賞
サステナブル・ブランド国際会議2024 東京・丸の内に参加
水素流通を見える化し、水素取引を支援する『水素プラットフォーム』の実証試験を開始
1.8MW級 水素ガスタービン「PUC17MMX」が日刊工業新聞社 十大新製品賞 増田賞を受賞
液化水素サプライチェーンに関する FEED 業務について川崎重工業とエンジニアリング会社3社が協定書を締結
液化水素貯蔵タンクの優れた断熱性能を証明
SDGs Week EXPO 2023『エコプロ2023』に出展
国際液化水素サプライチェーンの構築に向け、INPEX が JSE に資本参加
水素燃料船の実証運航に向けて基本設計承認(AiP)を取得
川崎重工とレゾナックが「川崎地区での水素発電事業開発にかかる協業の覚書」を締結
トラウデン直美さんと水素について楽しく学ぶ「カワサキ水素大学4限目 水素で挑む仲間篇」公開
カーボンニュートラルの早期実現に向け川崎重⼯と川崎市が連携協定を締結
国際液化水素サプライチェーンの構築に向け、邦船3社が JSE Ocean に資本参加
「H2&FC EXPO[秋]2023~第20回[国際]水素・燃料電池展[秋]~」に出展
大型液化水素運搬船用貨物タンクの技術開発を完了
国際液化水素サプライチェーンにおけるCO2排出量の『見える化』に向け第三者認証機関のDNVと覚書を締結
水素小型モビリティ・エンジン技術研究組合(HySE)の設立認可を取得
-脱炭素社会の実現に向け、水素小型エンジンの開発と普及に向けた研究活動を開始-
第31回地球環境大賞奨励賞を受賞
ADNOC社との液化水素サプライチェーン構築に向けた戦略的協業契約の締結について
FC EXPO『水素・燃料電池展』に出展
水素ステーション用の省エネ型水素圧縮機を販売開始
液化水素サプライチェーンの商用化実証の出荷と受け入れ地について
~2030 年 30 円/Nm3(船上引き渡しコスト)を達成する海上輸送技術の確立~
米国で水素によるカーボンニュートラルを目指す民間団体「日本水素フォーラム」に参画
ベルギーの石油化学会社からガスタービンの水素混焼改造工事を受注
液化水素サプライチェーンの構築に向けた海上輸送等に関する協業の覚書締結
世界初 水素焚き二元燃料エンジンの基本設計承認を取得
ドイツ ガス産業協会から「イノベーション賞」受賞
カワサキ初の電動およびハイブリッドモーターサイクルを出展(カワサキモータース)
~カーボンニュートラル実現に向けた方針を発表~
「カワる、サキへ。」ショートムービー『カワサキ水素大学篇』公開
~ムービーと連動したテレビCMも放送開始~
東日本旅客鉄道から「HYBARI」の開発に関する感謝状を受領
ドライ方式水素ガスタービンで、窒素酸化物の大幅削減と水素・天然ガス 混合燃料を用いた実証運転に成功 ―ドライ方式水素ガスタービンの社会実装促進に貢献― (PDF:556.2 KB)
モーターサイクル用水素燃料直噴エンジンを搭載した 研究用オフロード四輪車のデモンストレーション走行を実施
30MW級ガスタービンに搭載する水素30%混焼DLE燃焼器を販売開始
液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が「シップ・オブ・ザ・イヤー2021」を受賞
水素発電にオーストラリアから輸送した水素を使用~水素を「つくる」「はこぶ」「ためる」「つかう」がひとつなぎの道になる~ (PDF:584.6 KB)
世界初 舶用水素ボイラの基本設計を完了
160,000m3型 液化水素運搬船の基本設計承認を取得
エアバスと川崎重工、日本における水素の利用促進調査で協力
世界初、褐炭から製造した水素を液化水素運搬船で海上輸送・荷役する実証試験の完遂式典を開催 (PDF:1.1 MB)
液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が日刊工業新聞社主催・日本産業技術大賞で内閣総理大臣賞を受賞
第19回ステンレス協会賞で液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が優秀賞を受賞
豪州褐炭由来液化水素を積載した「すいそ ふろんてぃあ」が神戸に帰港(HySTRA)
世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が豪州ビクトリア州に到着(PDF:611.6 KB)
液化コスト低減を目指した水素液化機の大型化・高効率化開発を開始
世界初、液化水素の大量かつ長距離海上輸送実証試験を開始~「すいそ ふろんてぃあ」が豪州へ向けて出港~ (HySTRA)
30MW級ガスタービンでは世界初となる、水素燃料100%の発電実証の実現に向けた協議を開始 (PDF:659.9 KB)
グループビジョン2030進捗報告会資料
液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が日本海事協会から船級を取得
川崎重工、SUBARU、トヨタ、マツダ、ヤマハ発動機、カーボンニュートラル実現に向け、 燃料を「つくる」「はこぶ」「つかう」選択肢を広げる取り組みに挑戦 ー電動化への取り組みに加え、内燃機関活用のさらなる広がりへー
「水素航空機向けコア技術開発」がNEDOグリーンイノベーション基金事業に採択
「舶用水素エンジンおよび MHFS の開発」が NEDO グリーンイノベーション基金事業に採択 ~ゼロエミッション船の実現に向け前進~
鈴鹿スーパー耐久で、水素エンジンカローラに豪州からの水素を提供 ― はこぶ(供給側)とつかう(需要側)の連携 ―
日豪間での大規模なグリーン液化水素サプライチェーン構築に向けた事業化調査の実施 (PDF:900.8 KB)
「液化水素サプライチェーンの商用化実証」がNEDOグリーンイノベーション基金事業で採択 (PDF:1.0 MB)
水素発電の地域実装に向けた技術開発と社会実装モデルに関する調査を開始 (PDF:728.7 KB)
「神戸・関西圏水素利活用協議会 協議会レポート」を作成
シンガポールKeppelグループデータセンター向け液化水素供給インフラ開発の共同検討に関する覚書を締結 (PDF:277.1 KB)
世界最大容積の大型液化水素運搬船用貨物格納設備を開発~日本海事協会より設計基本承認を取得~
舶⽤⽔素燃料エンジンの共同開発に合意
ドライ式低NOx水素専焼小型貫流ボイラを新発売(川重冷熱工業)
世界初の水素サプライチェーン構築実証試験における 豪州サイトの運転開始に伴う設備公開を実施
世界最大級の「11,200m³球形液化水素貯蔵タンク」の基本設計を完了
世界初の液化水素荷役実証ターミナル「Hy touch 神戸」を納入
世界初、ドライ低NOx水素専焼ガスタービンの技術実証試験に成功 ~水素社会の実現に向けて水素発電の性能を向上~
国内メーカー製初の「水素液化機」を販売開始
世界初の液化水素運搬船向け「海上輸送用液化水素タンク」の搭載が完了
世界初、液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が進水
世界初の液化水素用船陸間移送ローディングアームを開発
日経ビジネス広告「総集」篇を掲載しました
世界初、市街地で水素 100%による熱電供給を達成
水素サプライチェーン(日豪間)構築の実証事業に着手

水素エネルギーを
もっと多くの人に。

Kawasakiがめざす  水素社会  が見えてきました。

水素で動く多様な乗り物が街を行き交い、
水素エネルギーで作った電気や熱が生活のあらゆるシーンで活躍する。
そんな「水素社会」の実現を目指して、
Kawasakiは水素供給のためのインフラ作りや
水素利用の拡大に向けた技術開発をはじめ、
水素サプライチェーン構築のために多くの領域で挑戦を続けています。

Kawasakiの技術が水素の生産地と消費地を結び、
そこにHydrogen Roadという道がつくられます。

つくる・はこぶ、ためる・つかう・

Hydrogen Road

水素をつくる

水素をつくる Production

低コストクリーン
水素をつくり出す

水素はさまざまな物質から取り出し、多様な方法で作り出すことができますが、エネルギーとして普及し水素社会を実現するためにはできる限りコストを抑えた製造方法が求められます。
また、水素を製造する過程では可能な限り二酸化炭素(CO₂)を出さないことも重要です。
KawasakiはCO₂を排出しない「クリーン」な水素を、いかに低コストで製造するかという難題に挑戦しています。

再生可能エネルギーからつくる 再生可能エネルギーからつくる
水素をはこぶ・ためる

水素を
はこぶ・ためる Transportation & Storage

マイナス253℃での液化
大量流通の鍵を握る

水素をエネルギーとして広く活用するには、大量の水素を効率よく、かつ安全に輸送・貯蔵する必要があります。その鍵を握るのが水素を液体状態に変える「液化」の技術です。
水素は、マイナス253℃という極低温で「気体」から「液体」に姿を変えます。
液化した水素は、気体の時に比べて約800分の1にまで体積が減少するため、大量輸送・大量貯蔵が可能になり、流通面の効率を飛躍的に向上させることができます。
Kawasakiは大量輸送・大量貯蔵のための技術開発にいち早く取り組んでまいりました。

はこぶ

大量の液化水素を
安全かつ効率的に運ぶ

水素エネルギーが世界的に普及するためには、エネルギー資源が豊富な地域で安価に製造した水素を、エネルギー消費の多い地域に国境を越えて安全かつ大量に輸送する技術が求められます。
これを実現すべく、Kawasakiは長年にわたって磨き上げてきた造船技術と極低温技術を結集して液化水素運搬船の開発にチャレンジしています。

商用液化水素運搬船

実証船『すいそ ふろんてぃあ』による液化水素の輸送実証実験の成功を受けて、Kawasaki は現在、商用向けの液化水素運搬船の開発を進めています。「すいそ ふろんてぃあ」の 約70倍~130倍規模の液化水素を輸送可能です。

ためる

液化水素の
海上輸送を支える

国際的な水素サプライチェーンを構築するには大型の液化水素運搬船だけでなく、生産地でつくった液化水素を運搬船に積み込むための出荷基地や、輸送先の港で水素を荷揚げして大型タンクに貯蔵する受入基地などの荷役設備の整備も当然必要になります。
Kawasakiは、LNG分野で培った極低温技術を活かして液化水素の荷役にかかる設備・機器の開発に取り組んでいます。

基地+船合成
神戸液化水素荷役実証ターミナル「Hy touch 神戸」

2020年12月、Kawasakiは兵庫県の神戸空港島に世界初の液化水素荷役実証ターミナル「Hy touch 神戸」を建設・納入。同施設には、日本最大規模の液化水素貯蔵タンク(容積 2,500m3)や、水素運搬船から液化水素を抜き取りマイナス 253℃を保ちながら陸上の貯蔵タンクに移送できる「ローディングアームシステム」などを備えており、現在も実証試験が行われています。

水素をつかう

水素をつかう Utilization

多様なニーズに応えるための
設備ラインナップ拡充

製造し、貯蔵し、輸送した水素を確実に利用できるようにするためには、利用地まで水素を届けるインフラ設備と、利用ニーズに応じた製品が必要となります。
Kawasakiはこれまで培った知見・経験を生かしてインフラ設備、水素利用機器のラインナップを整備しています。

水素供給インフラ

製造または輸送した水素を利用地に届けるため、圧縮水素を各地に送り届けるパイプライン網、大量の液化水素を安定的に蓄えられる巨大貯蔵タンク、陸上輸送を担う液化水素専用タンクローリーや輸送用コンテナなど、消費地での水素の大量流通を支えるインフラ設備の開発・整備を進めています。

KMComp-H₂
KMComp-H₂
液化水素輸送コンテナ
液化水素輸送コンテナ
複合容器搭載圧縮水素トレーラ
複合容器搭載圧縮水素トレーラ

エネルギー利用

社会のあらゆる場面において水素の新たな活用を見出し、水素の大量需要を創出することで、供給コストが低減でき、水素社会の実現が加速していきます。
水素は現在でも石油化学や、鉄鋼・金属、ガラス、半導体、液晶、宇宙開発など様々な産業で使われていますが、今後期待される「エネルギー」としての利用拡大に向け、Kawasakiは様々な製品を開発、製造しています。

CGS 活用 スマートコミュニティ技術開発事業

神戸ポートアイランド

水素による電気と熱を
世界で初めて市街地に供給

2018 年、神戸市のポートアイランドに建設した水素ガスタービン発電設備の実証プラントによって100%水素由来の「電気」と「熱」を近隣の市民病院やスポーツセンターなどに供給するという世界初の試みを達成しました。

水素ガスタービン

水素発電・
コジェネレーションシステム

水素エンジン

トラック・バス・建設機械・二輪車・
船舶・飛行機 など

燃料電池

燃料電池自動車(FCV)・鉄道・
家庭用燃料電池 など

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