Gas To Gasoline(GTG)プラント

天然ガスを原料として、高品質のガソリンを製造するプラントです。
川崎重⼯は世界最⼤規模の自己熱による合成ガス製造設備(ATR、Auto Thermal Reformer)、メタノール合成設備(メタノール換算170万t/年)、ガソリン合成設備(60万t/年)を⼀気通貫で完成させた世界で唯⼀の会社です。


プロセス

本プラントは、プロセスとして天然ガス前処理設備、メタノール合成部、ガソリン合成部の 3部から成り立ちます。また、付帯設備としては、水処理設備、冷却水設備、空気分離装置、ボイラー設備、発電設備、フレア設備、排水処理設備、製品貯蔵タンク設備、製品払い出し設備が設けられています。
石油精製 及び 合成ガスプロセスで膨大な実績を持つHaldor Topsoe A/Sと協業しています。


GTGプロセス設備


GTGガソリンの特徴

  • 鉛分、硫黄分を含まず燃焼時に有害物質を出しません。
  • 100%化学合成のガソリンであるため不純物が少なく、各国の厳しい環境規制にも対応した高品位ガソリンです。
GTGガソリン 欧州
Euro5
日本
JIS規格
オクタン価 92以上 95
91(レギュラー)
96(ハイオク)
89(レギュラー)
鉛分(mg/l) 0 5以下 無鉛(1以下)
密度(g/l) 730 720-775 783以下
硫黄分(ppm) 0 10 10

納入実績

2019 Turkmenistan / the State Concern "Turkmenhimiya / GTGプラント (年産600,000 ton)


アフターサービスの展開

トルクメニスタンに納入したGTGプラントは現在、世界唯一の商業プラントです。川崎重工は、オリジナルコントラクターとしての膨大な経験・知見を基に、テクニカルアドバイザーを派遣し運転支援、また当社提案のメンテナンスプランに従い、予備品・消耗品を客先に供給することで、GTGプラントの安定運転のサポートを実施しています。


アフターサービスの実績

2020 - 現在, テクニカルアドバイザーの派遣
2024 - 現在, 予備品供給


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