電油制御システム

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電油制御システム

ROTAS

1967年、斜軸形アキシャルピストンポンプの傾転角制御用として独自の技術で完成し、これを用いた電気-油圧サーボポンプがFRP成形プレスに適用され、その高精度な位置・速度制御が大きな話題を呼びました。
'78年からは、自社開発した「Lシリーズ」ポンプに組み込まれ、主に鍛圧機械の分野で活躍しています。

ILIS

斜板形アキシャルピストンポンプ「K3VG・K7VG」用の電気・油圧サーボレギュレータです。
「ROTAS」の高信頼性の伝統を継承するとともに、最新の制御技術(マイコン制御による川崎重工独自のPID制御方式)を盛り込んで、高精度、高応答の制御特性をさらに向上させました。

ROTASの特長

  • 直線性に優れ、ヒステリシスが小さく高精度です。
  • 種々の電気入力信号による遠隔操作を可能にし、フィードバック制御の構築を実現しています。
  • 位置フィードバック性能を内蔵し、外部フィードバック機構が要りません。

ILISの特長

  • マイコン制御による川崎重工独自のPID制御方式の採用によって、高い制御精度を達成しました。
  • 傾転角センサによるフィードバック制御に機械式マイナフィードバックを加えた二重のフィードバックループを構成することによって、安定した制御特性と高応答を実現しています。
  • 吸引力の強い比例弁を使用していますので、コンタミに対して高い信頼性があります。
  • 圧力センサの信号により電気的に制御します。多段の折れ線近似(最大6段)とし、低馬力から高馬力まで高い近似精度を実現しています。
  • 圧力センサ信号を利用して、ポンプの洩れ特性を補償します。負荷圧力が変化してもほとんど吐出流量が変わらない定流量特性が得られます。

仕様

ROTAS-L

応答性 ステップ応答 0.3s(0°→27°)
周波数応答 3Hz(±12.5°、-3dB)
ヒステリシス 1%
直線性 <2%

ILIS

応答性 ステップ応答 ≦0.3s(0←→100%)
周波数応答 ≧3Hz(-3dB)
ヒステリシス ≦1%/FS
直線性 ≦±0.5%/FS

適用分野


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