大型航空機用消音ハンガー

川崎重工は、2001年に成田国際空港にエンジンランナップ(試運転)用消音ハンガー(NRH)を納入しています。NRHはB747, B777, B767, B737, A320, MD11, DC10などの多機種に対応しており、エンジンランナップ時の騒音を空港敷地境界線で60dB(A)まで減衰します。NRHは高い空力性能により、25ノット(13m/s)以下の風において全風向に対応しております。
本施設は、世界で初めての高性能消音ハンガーと評価されています。


解析・実験


特長

  • 空港敷地境界で騒音レベル60dB(A)を達成するために、上方吸気、上方排気方式の吸排気システムとしています。
  • 屋根面、壁面及び吸排気口に吸音構造を採用し、超低周波音も減衰させます。
  • 25ノット(13m/s)以下の風速において全風向に対応し、雨の日でも安全にエンジンのランナップが行えます。
  • ハンガー内には、空気の流れを安定させるために、整流ベーン、整流スクリーンを設置しています。

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