非鉄金属プラント

川崎重工では焼成設備の実績を活かして非鉄金属製錬プラント分野に参入し、1991年にインドネシアのANTAM社の2号フェロニッケル製錬プラントにロータリキルンを始めとする鉱石処理設備を納入しました。
このプロジェクトで当社の技術が高く評価され、同社の3号フェロニッケル製錬プラントでは、当社が直径18mのフェロニッケル溶融電気炉を含めた全設備の納入と現地の建設工事を受注し、2006年に予定通り完工しました。この3号プラントは、2号プラントの2倍の生産能力を有する最新鋭の工場であり、同社の期待に応えるべく当社の技術力を結集したプロジェクトとなりました。当社は、さらにANTAM社の4号プラントの中核設備となる乾燥設備、焼成設備及び石炭粉砕設備を2013年2月に受注しております。
韓国SNNC社からは、2006年7月に受注した世界最大規模のフェロニッケルプラント、1期プロジェクトに続き、2012年11月に、2期プロジェクトを受注しました。これは、1期プロジェクトで建設工期を約3ヵ月短縮し、プラントの早期稼動に貢献した実績と当社の確立された技術力及びサポートシステムが高く評価されたものです。
川崎重工は国内でもフェロニッケル製造会社にロータリーキルン、グレートプレヒータなどの主要機器を納入し、この分野での最新技術の習得に努めており、今後も増強が見込まれるニッケル製錬分野で国内随一の実績と技術力をもって、アジア地域を中心に工場建設に積極的に参画する予定です。
当面この分野での設備投資が続く見込みであり、セメントプラントに続くもう一本の柱として期待される分野です。


特長

主要設備としてはセメント製造における技術の応用分野として鉱石の前処理で重要な部分を占める原料乾燥・粉砕設備、焼成設備及び石炭粉砕設備を製作しています。

  1. (1)焼成設備製品群
    • ロータリードライヤ
    • ロータリーキルン
  2. (2)粉砕設備製品群
    • 竪型ミル

川崎重工の提供する機械設備は、省エネルギー高メンテナンス性と優れた性能を持っており、お客様の環境配慮に応えたプラントをご提案することも出来ます。


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