ホヴァリングステージ(札幌ドーム)

川崎重工は、2002年日韓ワールドカップが開催された札幌ドームにホヴァリングステージ(可動サッカー場)と可動席を納入しました。札幌ドームは現在サッカー、野球、コンサート、展示会など多目的な用途に全天候型で使われています。ホヴァリングステージがこのスタジアムを使いやすく、多用途なものにすることに大きく寄与しています。
ホヴァリングステージはステージ内部に送られる空気圧で押し上げられ、車輪で走行、旋回を行います。このシステムにより車輪にかかる重量を低減しています。


転換イメージ


特長

ホヴァリングステージにはいくつかの特徴があります。

  1. 1.重量を車輪で支持する通常の方式に比べ、構造体の合理化、軽量化及び機器点数の低減が可能です。
  2. 2.鋼製レールが不要となり、建築計画上や運用上の制約が軽減されます。
  3. 3.天然芝フィールド使用時は、鉄骨大梁を直接走行路面に接地させてステージを支持します。これにより、サッカー競技に必要なフィールド剛性及び安定性が確保されます。
  4. 4.ステージを容易に旋回させることができ、VIP席や選手控え室の共用化(サッカーや野球など)が可能です。

お問い合わせ

このページに関する更なる情報をご希望の際は、右のボタンよりお問い合わせください。