蒸気タービン

• お客様の電気・蒸気のニーズに最適化した発電設備の提案
• 生産設備統合や燃料転換に伴う電気・蒸気ニーズ変化への対応
• 老朽化設備の改造提案
• 充実したメンテナンスサービスメニューの提供

川崎重工業は、お客様ごとのニーズや保有設備に合わせて、主に以下の通りご提案を行います。

熱源から電気を得たいお客様に採用される蒸気タービンは次の通りになります。

• 蒸気を高真空域まで膨張させることにより、最大限蒸気のエネルギーを電気エネルギーとして回収します。^{※1 ※2}
• 蒸気タービン排気は復水器により冷却され水に戻されます。
• 発電機の駆動方式につきましては、減速式、直結式から最適な駆動方式をご提案いたします。

1. (※1)プラント効率向上のために、復水加熱用の蒸気をタービンの中間段落から蒸気を取出すことも可能です。
2. (※2)より低圧の蒸気をタービンの中間段落に送り込むことにより、まとめてエネルギーを有効利用できる "混気式" も対応可能です。

【ご採用例】

• セメントプラント向けでは、セメント製造プラントの排熱を利用して発生させた蒸気で発電いたします。
• バイオマス発電所向けでは、ボイラでバイオマス燃料を燃焼させて発生した蒸気で発電いたします。
• その他、製紙工場、製鉄プラント等、様々な分野のお客様にご採用いただいております。

• ボイラから送られてきた蒸気を高圧段で発電に利用した後に全量取出し、ボイラに戻して再加熱します。
• 再加熱された蒸気は再びタービン中圧、低圧段へと送り込まれます。
• 蒸気を再加熱することでより多くの電気エネルギーを蒸気から回収することができ、プラント効率をより高めることができます。

【ご採用例】

• 再生可能エネルギーの固定価格買取制度（Feed in Tariff）に設備認定されたバイオマス発電所にてご採用いただいております。

熱源から蒸気と電気を得たいお客様に採用される蒸気タービンは次の通りになります。

• タービンの中間段落からプロセスに必要な蒸気を取り出した後、残りの蒸気エネルギーを可能な限り電気エネルギーとして回収します。^※3
• 発電機の駆動方式につきましては、減速式、直結式から最適な駆動方式をご提案いたします。

1. (※3)プラントで発生している余剰蒸気をタービンの中間段落に送り込むことにより、エネルギーを効率的に利用できる混気式も対応可能です。タービン排気は復水器により冷却され水に戻されます。

【ご採用例】

• 製紙会社向けでは、発電するとともに、紙の乾燥プロセス用として抽気蒸気をご利用いただいております。
• 化学工場向けでは、発電するとともに、抽気蒸気を化学プラントのプロセス用にご利用いただいております。

• 発電よりも、蒸気利用を重視するお客様に採用される方式の蒸気タービンです。
• タービン排気に一部エネルギーを残しながら発電し、排気はプロセス蒸気に使用されます。
• タービンの中間段落から低圧の蒸気を取り出して利用する"抽気式"も対応可能です。
• 発電機の駆動方式につきましては、減速式、直結式から最適な駆動方式をご提案いたします。

【ご採用例】

• 地域への熱、電気供給用設備にて採用いただいております。
• 製糖工場向け等に採用いただいております。

長年運用された設備は老朽化すると共に、運用点(電気/蒸気バランス)の変化に伴い効率が悪化していることがあります。 当社はその対応として最適な設備更新・改造の提案が可能です。

(例)既存の基礎を流用した蒸気タービンの更新や余剰蒸気を利用した蒸気タービンの追設等。^※4

1. (※4)詳細についてはお問合せください。

当社は電気事業法によって定められる4年に一度の安全管理審査（法定点検）への技術指導員派遣、機器整備対応に加え、最新技術を適応した数多くのメンテナンスサービスメニューを有しております。また、運転開始から一定の時間を経過したお客様に精密点検のご提案を行うなど、安心、安全に蒸気タービンをご利用いただくためのノウハウを有しております。

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