LPG(液化石油ガス)運搬船

川崎重工は自社開発のセミメンブレン方式タンクによる最初のLPG運搬船を1969年に神戸工場で建造。その後、独立方形タンクを開発し、2003年以降の竣工船で適用されて来たSEA-ARROW(Sharp Entrance Angle Bow as an Arrow)型の船首形状を開発により船が航走する際に船首部に発生する波を極限まで減少させ、推進性能を大幅に向上、数多くのLPG運搬船を世に送り出して来ました。
2017年度末時点で最新船型の82,200m3型を累計6隻竣工させていますが、本船型をベースに貨物タンク容量を増やした84,000m3型もご用意し、LPG燃料推進にも対応できます。


CRYSTAL RIVER(第1732番船)

全長 約229.00m
37.20m
深さ 21.00m
貨物タンク容量 82,423m3
竣工 2017年7月14日

82,200m3型としては通算6隻目。
当社が開発した船首形状(SEA ARROW)により推進性能を大幅に向上。


環境規制強化への対応

LPG燃料で運航可能なシステム導入によるSolution

全長 約230.00m
37.20m
深さ 21.90m
貨物タンク容量 約84,000m3

LPG燃料対応の二元燃料2ストローク主機関(ME-LGIP)を採用し、2020年からのGlobal Sulfur Cap、2025年からの規制強化が予定されるCO2排出規制(EEDIフェーズ3)に対応。また、燃料供給システムには独自のLPG燃料供給システムを採用。
主機関にEGR(=Exhaust Gas Recirculation)、発電機関にSCR(=Selective Catalytic Reduction)を搭載し、NOx三次規制にも対応。