その他液化ガス運搬船・ガス関連船

川崎重工は長きにわたるLPG運搬船・LNG運搬船建造の歴史の中で蓄えたガス関連技術を投入し、液化水素運搬船の開発に挑む一方、液化ガス燃料船、或いは液化ガス燃料船への燃料供給にあたるバンカリング船にも取り組んでいます。



LPGを燃料とした運航が可能なLPG運搬船

MAN Diesel & Turbo社が開発に取り組んでいる世界初 舶用LPG燃料対応の二元燃料2ストローク主機関(ME-LGIP)を採用。また、主機関と同様、LPG燃料推進システムのキーデバイスである燃料供給システムについては、川崎重工の造船部門、原動機部門並びに技術研究所による全社シナジーを結集し自社開発した独自のLPG燃料供給システムを採用。
環境規制対策として、主機関にExhaust Gas Recirculation(EGR)、発電機関にSelective Catalytic Reduction(SCR)を搭載することでNOx 3次規制に対応。その上、LPG燃料を使用することで、2020年から施行されるSOx全海域規制、更には2025年からの規制強化実施が予定されるCO2排出規制(EEDIフェーズ3)にも対応。



LNGバンカリング船

2003年に「第一新珠丸」を引き渡して以来建造実績を積み重ねて来た2,500~3,500m3型の内航LNG運搬船での確立した技術を投入。