みずほ銀行と「Mizuho人的資本経営インパクトファイナンス」のコミットメントライン契約を締結

2023年12月08日

川崎重工は、サステナブルファイナンスの取り組みとして、株式会社みずほ銀行(以下「みずほ銀行」)と「Mizuho人的資本経営インパクトファイナンス」のコミットメントライン契約(以下、本契約)を締結しました。本契約はみずほ銀行と賛同する参加金融機関によるシンジケーション方式で、当社の人的経営に関する可視化・開示と実践の取り組みが評価されたことで実現したものです。

Mizuho人的資本経営インパクトファイナンス」は、みずほ銀行が企業の人的資本経営の継続的な取り組みを支援する商品です。みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(以下「みずほリサーチ&テクノロジーズ」)が国内外で信頼性の高い人的資本に関する情報開示のガイドライン(ISO30414、内閣府人的資本可視化指針等)を参考とした独自の評価手法を用いて、企業の人的資本経営に関する可視化・開示と実践の取り組みをスコアリングし、一定のスコア以上を満たした企業に対して融資が行われます。

当社は「グループビジョン2030」において、人的資本の充実は成長シナリオを支える重要な要素と位置づけています。これに基づいて策定した人的資本に関する基本方針「川崎重工グループ人財マネジメント方針」に則り、多様な人財の確保・育成、その個性と能力を発揮するための環境整備、前向きに挑戦し続ける人と組織の実現に向けて、各種施策を展開しています。今回、みずほ銀行およびみずほリサーチ&テクノロジーズから、以下の領域を開示していることが評価され、最高評価を獲得しました。

育成領域
技術者の技能を計画的に後進に伝えていく必要性を自社特有の課題として捉え、技能交流会を開催してきたほか、技能教育センター「匠塾」などの開設により技能伝承に注力していること
ガバナンス領域
社長やカンパニープレジデントなどが参加する全社人財マネジメント委員会において、全社的な人財育成およびに活用の方針について協議・検討が行われていること

当社は、今後もサステナブルファイナンスによる資金調達活動を通じ、グループビジョン2030の実現に向けたサステナビリティ経営の取り組みを加速させるとともに、ステークホルダーとのエンゲージメント強化に努め、SDGsの達成と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

※コミットメントライン契約:予め設定された期間・融資枠内で、当社の請求に基づき、貸付人が融資実行を約束する契約。

【参考リンク】

Mizuho人的資本経営インパクトファイナンス」について

https://www.mizuho-rt.co.jp/company/release/2023/r06-hc-finance.html

「グループビジョン2030」説明資料

https://www.khi.co.jp/ir/library/other_presen.html

当社の人材マネジメントについて

https://www.khi.co.jp/sustainability/society/h-management.html

当社のサステナブルファイナンスについて

https://www.khi.co.jp/ir/finance/

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