ポジティブ・インパクト評価フレームワークを活用した融資契約を京都銀行と締結

2023年01月31日

川崎重工は、サステナブルファイナンスの取り組みとして、株式会社京都銀行とポジティブ・インパクト・ファイナンス(資金使途を特定しない事業会社向け投融資タイプ)の融資契約を締結しました。今回の融資契約は、202212月に三井住友信託銀行株式会社から提供を受けた「ポジティブ・インパクト評価フレームワーク」(以下、本フレームワーク)を活用する2例目となります。
本フレームワークは、貸付人・借入人双方の負担を軽減し、なおかつ会社のポリシーと統一的かつ整合的なサステナブルファイナンスを実現するものです。この締結により、本フレームワークがさまざまな金融機関で活用できるという高い汎用性が裏付けられました。当社はこの取り組みを通じ、当社だけでなく日本全体でのサステナブルファイナンスの拡大発展に大きく貢献していきます。

当社は、202211月に策定した事前取得型サステナビリティ・リンク・ローンフレームワークとあわせ、今後も引き続き本フレームワークを活用することで、「グループビジョン2030」で目標として掲げている「2030年度に長期借入金に占めるサステナブルファイナンスの割合を50%、2050年度には100%」の実現を目指し、サステナビリティ経営の取り組みを加速させるとともに、ステークホルダーとのエンゲージメント強化に努め、SDGsの達成と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)が提唱するポジティブ・インパクト原則に則した融資。企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブおよびネガティブな影響)を銀行が包括的に分析・評価し、当該活動の継続的な支援を目的とする。企業の活動、製品、サービスによるSDGs達成への貢献度合いを評価指標として活用し、その過程を情報開示することが最大の特長。

【参考リンク】

国内初、ポジティブ・インパクト評価フレームワークを利用した融資契約締結について

https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20221220_2.html

「ポジティブ・インパクト評価フレームワーク」について

https://www.smtb.jp/-/media/tb/about/corporate/release/pdf/221117.pdf

当社のサステナブルファイナンスについて

https://www.khi.co.jp/ir/finance/

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