仕事・人を知る
Interview09
旅客機の胴体を載せる
巨大な工作機械を
プログラムで動かす。
2014年入社 Y.Mさん
現在どんな仕事をしていますか?
工作機械を稼働させるためのプログラムを作成
私はNC工作機械を動かすためのプログラムを作っています。工場内ではたくさんの機械が自動で稼働していますが、当社ではそのほとんどのプログラム作成を担当しています。私が専門で手掛けているのが、ビス止めをしたり、ペレットを打ち込んだりする組立工程の巨大な工作機械です。なかには旅客機の胴体をまるごと載せて加工できる設備もあったりします。ヘリから宇宙機器まであらゆる機種に関わることができる珍しい仕事です。
仕事をする上で心がけているのは、違和感やふとした疑問をそのままにしておかないこと。巨大な設備を扱う分、ちょっとしたプログラムのミスが深刻な事態につながることもありえます。そこで、ささいなことでも気になったら問題がないかどうかその場で確認するようにしています。
入社のきっかけは何ですか?
合同企業説明会で航空宇宙分野
に興味を持つ
私が就職先に当社を選んだのは、学校で開催された合同企業説明会で、当社の採用担当の方からお話をうかがったのがきっかけでした。三重県の鈴鹿高専で学んでおり、合同企業説明会に自動車部品を手掛けるメーカーがたくさん参加する中、一社だけ航空宇宙分野の募集をしていた当社が目に留まりました。最初に説明を聞いた時は、航空機にはあまり詳しくなかったのですが、次第に「この分野で活躍してみたい」と憧れるようになりました。
ちなみに学生時代にはロボット工学を勉強していたのですが、就職してから数年後に産業用ロボットを扱うようになり、座標変換の行列式と運命的な再会を果たしました。ただ、当時は物理特性ばかりで制御に関してはあまり勉強しておらず……。もう少し頑張っておけばよかったと後悔しましたね(笑)
仕事のやりがい、印象に残った仕事を教えて下さい
一度も見たことがない設備のプログラムを作成
これまでの業務で特に思い出深いのが、アメリカの生産拠点にある設備のプログラムを担当したことです。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で現地に行くことができず、何とか英語のマニュアルを読み解きながら、この目で一度も見たことのない設備を動かしたことはちょっとした自慢です。以前は現地のスタッフがプログラムを作成して業務が完結していたのですが、人手などの問題からプログラム作成をお願いしたいと依頼されたプロジェクトで、見たことがない機械を担当することに一抹の不安はあったものの、何とかプログラムを完成させ、現在でも順調に稼働を続けています。これまでにない達成感を味わえた案件でしたね。
エンジニアとして叶えたい夢について教えて下さい
自分の手掛けた製品が宇宙に旅立つのを見届けたい
私は仕事の息抜きの意味も込めて、プログラム作成などを行う自分のデスクの上におやつを入れるカゴを置いているのですが、ふと気付いたら自分で買った覚えがない飴が増えていました。おそらく上司や同僚の誰かがプレゼントしてくれたものだと思います。こんな風に年齢や社歴に関係なく、誰もがフレンドリーに接してくれる。それが当社の良さだと思います。
エンジニアとして叶えたい夢は、自分の手掛けた製品が宇宙に旅立つのを見届けること。もし自分の人生が一本の映画だったとしたら、きっとそこで自分の名前が入ったスタッフロールが流れるはずです。ぜひそんなシーンに自分も立ち会ってみたいですね。
1日のスケジュール
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08:00
出社
- 朝礼(近況報告)
- 当日の予定確認
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08:10
NCプログラム作成業務
- CAMソフトを使用した加工検討とプログラム作成
- 加工シミュレーション
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10:10
定例会議
- 改善活動チームの報告会
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10:40
NCプログラム作成業務
- 朝の続き
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12:00
昼休み
- 食堂(たまに不思議なメニューがある)
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13:00
NCプログラムチェック業務
- 他のメンバーが作成したプログラムのダブルチェック
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19:00
退社
- 忙しいとき以外はなるべく定時退社
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19:00
退社
- 料理
- 筋トレ(最近新しい器具を買った)
- 映画鑑賞

