仕事・人を知る
Interview06
ロケットなどに欠かせない
板金部品のものづくりを担う
設計と製造の橋渡し役。
2017年入社 N.Tさん
現在どんな仕事をしていますか?
ロケットなどに使われる板金部品の製造計画を担当
私は回転翼機(BK117、MCH-101)や宇宙機種(イプシロン、H3など)の板金部品を担当しています。数千~数万点に及ぶ航空機向けの部品を製造するために必要な作業の工程を組み立てたり、製造工程で使用する治工具の構想を練ったりなど、コスト、納期、品質に向き合いながら部品製造のプランニング業務を行っています。また、現場の作業で発生した不具合への対応や作業者の要望に応じた改善活動にも取り組んでいます。一言で表すなら「設計と製造の橋渡し役」を担うのが私たちの仕事です。
心がけているのは、作業指示書などを作成する際、指示内容の根拠を明確にして説明すること。あらかじめ自分の中で芯をもっておくことで、課内点検時に点検者との認識合わせができますし、現場や他課から問い合わせを受けた際にも迅速な対応ができ、業務の効率が上がることにもつながると考えています。
入社のきっかけは何ですか?
自分に合う仕事を探す中で、
生産技術職に魅力を感じる
私が入社を決めたのは、専門学生時代の先生に勧められたことがきっかけでした。元々宇宙飛行士に憧れていたこともあり、航空関係の専門学校に進学して「いつかは宇宙関連の分野に携わりたい」と考えていました。私が学んでいた学科では、同級生の多くが製造業の現場作業に従事する道を選んだのですが、私自身は現場作業を行うことに体力面で不安を感じる一方、設計関係の業務も自分には難しそうだと考えていました。「自分に合う仕事は何だろう?」と将来の進路に迷うなかで、設計と製造の中間の役割として生産技術職という立場があることを知り、専門学校の恩師から生産技術の仕事ができる会社の一つとして当社を紹介していただき、受験を決意しました。
仕事のやりがい、印象に残った仕事を教えて下さい
新たな解析手法を導入し、大幅なコスト削減に成功
私が回転翼機に携わるようになったのは2年ほど前からになります。入社当時のボーイング787に始まり、これまでさまざまな機種に携わってきました。ボーイングの機体では、量産品を数多く製造することになる一方、現在担当する回転翼機では、災害救助や報道などの用途に応じた製品が求められるため、また違ったやりがいがあると感じています。これまでの業務を振り返って特に印象深いのが、初めて工程計画を行ったチタン製部品のNC加工に立ち合った時のことです。入社2カ月ほどのタイミングで上司から図面を渡され、材料から実際の部品を完成させることができた時の喜びと達成感は、今でも忘れられない経験になっています。
エンジニアとして叶えたい夢について教えて下さい
信頼度の高いエンジニアを目指して知見を広げたい
当社には自分の考えを素直に伝えられる雰囲気があり、新しいことに挑戦できる機会を得やすいのが特長です。最近では自分が興味を持った自動化ツールに取り組んだりしています。また、職場の仲間と仕事上の話だけでなく趣味などのプライベートの話で盛り上がる場面も多く、年齢や役職に関わらずコミュニケーションを取れるのも良いところだと思います。
今後は、より信頼度かつ知名度の高いエンジニアになれるように頑張っていきたいです。私の周りにいる先輩エンジニアの中には、どの部門からも頼りにされている人たちがたくさんいます。「生産技術のことなら○○さん」「○○さんに相談すれば安心」と思ってもらえるような存在を目指し、知見を拡げながら実践・経験を積み上げていければと思います
1日のスケジュール
-
08:00
出社
- メールチェック
- 当日の作業確認
- チーム内ミーティング (毎朝、案件のフォローや困っていること等共有します)
-
08:15
生産技術業務
(部品の製造工程計画、関係部門との調整など)- プランニング業務
- 問い合わせ対応 (現場支援/不具合対応)
- 調整会などへの出席
- 分科会活動や業務改善活動
-
12:00
昼休み
-
13:00
生産技術業務
- 午前の続き
-
17:50
1日の締めくくり作業
- 勤怠の入力チェック
- 翌日の業務内容確認
-
18:00
退社
- 平均18時頃に退社 (週1回、定時退社日あり)
-
18:30
帰宅
- 家事が一段落したら、動画鑑賞やゲームなど自分の時間を楽しんでいます

