仕事・人を知る
Interview01
フレームと呼ばれる
航空機を支える部分の
効率的な製造工程を追求。
2014年入社 T.Iさん
現在どんな仕事をしていますか?
ボーイングの組立設備に関する生産技術を担当
現在は名古屋工場で勤務しており、ボーイング777と787の組立設備の生産技術をしています。私が担当しているのは、フレームと呼ばれる航空機を支える部分。稼働中の設備にエラーが発生した際の原因を究明し、それをどのように解決するのかを考えたりしています。単なる設備の保全ではなく、技術面からその設備の稼働率をいかに上げていくかが私たちの主な役目です。航空機の厳格な品質基準を満たしながら、ロボットなどの自動加工機を駆使した効率的な製造を実現するため、多岐にわたる技術領域で挑戦を続けています。
仕事に取り組む上では、自身のアウトプットを顧客視点から俯瞰するように意識しています。技術者として、つい技術の探求に没頭しがちですが、本質は「価値を創造し、サービスとして提供すること」であると常に考えながら業務を行っています。
入社のきっかけは何ですか?
スケールの大きさや社会的な意義に惹かれて入社
私は小さい頃から何かを作ることが大好きでした。ダンボールを使って工作をしたり、ブロックを自由に組み上げたりするのがとにかく楽しかったのを覚えています。そのため、中学卒業後は岐阜高専に進学し、将来的にはものづくり分野で働きたいと考えていました。航空機の分野に興味を持ったのは、製品のスケールの大きさや、交通インフラに関わる社会的な意義などに魅力を感じたから。設計業務も面白そうだと思いましたが、それ以上に現場と一緒にものづくりを支える生産技術職にやりがいを感じて入社を決めました。
ちなみに岐阜高専では、機械工学科で5年間学んだ後、専攻科に進んで電子システム工学専攻でさらに学びを深めました。学生の頃から生産に不可欠な3D-CADを触ることができたのはとてもよかったと感じています。
仕事のやりがい、印象に残った仕事を教えて下さい
現場の声から生まれた画期的な工程管理システム
これまでの仕事を振り返ってみると、チーム一丸で取り組んだ業務改善が特に印象深いですね。この時にはトップダウンではなく現場の生の声を参考に、自分たちの発案で新たな工程管理システムを作成しました。「こんな仕組みがあれば仕事はもっと面白い!」という思いつきが、「じゃあ、やってみようか」という声で動き出し、多くの仲間を巻き込みながら結果的に仕事のやり方を大きく変えることにつながりました。
メンバーそれぞれの得意分野や強みを活かしながら相乗効果を発揮し、より良いアウトプットに結び付けることができた時に大きな達成感を味わえる。変化と挑戦に寛容な風土がある当社だからこそ得られるやりがいだと感じています。
エンジニアとして叶えたい夢について教えて下さい
誰もが個性を活かして活躍するチャンスがある
私が所属する部署は、チームワーク重視でとても働きやすく、誰もが活躍できるチャンスがあるのが魅力です。例えば、ハードウェアに強い人、ソフトウェアに詳しい人、現場との調整業務に長けた人など、メンバーそれぞれの個性や強みを尊重して仕事を任せたり、逆に苦手なことはフォローし合ったり。そんな関係性が出来上がっているからこそ、どんな人でも自分なりに輝ける場所があるのが当社の良いところだと思います。
今後の夢は、自身が携わった旅客機に乗って家族で旅行に出掛けることです。「この飛行機、私が手掛けたんだよ!」と胸を張って自分自身の仕事を誇れるのは、当社で働く何よりの醍醐味ですし、大きな魅力だと思いますね。
1日のスケジュール
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08:30
出社
- 朝礼
- メールやスケジュールの確認
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09:00
生産技術業務(事務所)
- 設備のNCプログラムやログの分析
- 図面チェックや設計部門との調整など
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11:00
業務改善会議
- 業務の効率化に向けたアイデア出し
- ベストプラクティスの共有
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12:00
昼休み
- 食堂で昼食
- トレーニングルームで運動
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13:00
生産技術業務(現場)
- ロボットの試運転
- 工作・品証部門との折衝など
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16:00
グループ会議
- タスクの進捗確認やフォローアップ
- 問題点の共有
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17:00
業務改善活動
- 業務改善用システム・アプリケーションの開発
- 提案書や報告資料の作成
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18:30
退社
- 残業は1~2時間程度
- 週1は必ず定時退社
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19:30
帰宅
- 家族とゆったり過ごす
- 仕事に役立ちそうな技術ネタ探し

