仕事・人を知る
Interview05
災害救助や報道現場など
さまざまな分野で活躍する
回転翼機の製造を支える。
2013年入社 M.Iさん
現在どんな仕事をしていますか?
ヘリコプターに使われる特注品などの製造計画を担当
私が所属している第二生産技術部部品計画一課では、航空機の機械加工部品の製造工程計画業務を担当しています。設計担当者が作成した図面や3Dモデルに基づき、どのような材料を使うのか、どのように加工すれば良いのか、いかにコストを抑えるのかなどを検討するのが主な役目。製品を形にするための具体的なプロセスを考えるのが仕事です。その中でも私は、主に回転翼機(ヘリコプター)全般の業務の取りまとめを行っており、小さなワッシャーから床に使われる巨大パネル、機体の骨組み部分を構成するフレームに至るまで、さまざま部品の加工に関わっています。災害時に活躍するドクターヘリやテレビ局が使用する報道用ヘリコプターなど、お客様の用途に応じて一品物の特注品を数多く手掛けています。
入社のきっかけは何ですか?
幼い頃から将来は航空機業界で
働きたいと考えていた
私の地元は各務原市で、幼い頃から航空機が近くで飛んでいる環境で育ちました。そのため、物心ついた時から将来は航空機関係の仕事に就きたいと考えるようになっていましたね。大学では、機械工学全般を学びつつ、航空機特有の飛行力学や制御などを学べる学科に進学。学生時代には授業の一環でアルミの塊から一つの製品をデザインして作り上げるプロジェクトに取り組み、リーダー的な立場でプロジェクトの計画立案やスケジュール管理などを担当しました。プロジェクトに参加するメンバーの特性を理解しながら一つの製品を作り上げたこの時の経験は、現在携わっている製造工程計画の業務にも活きていると感じます。
仕事のやりがい、印象に残った仕事を教えて下さい
災害救助など用途に応じた製品づくりがやりがいに
私が回転翼機に携わるようになったのは2年ほど前からになります。入社当時のボーイング787に始まり、これまでさまざまな機種に携わってきました。ボーイングの機体では、量産品を数多く製造することになる一方、現在担当する回転翼機では、災害救助や報道などの用途に応じた製品が求められるため、また違ったやりがいがあると感じています。これまでの業務を振り返って特に印象深いのが、初めて工程計画を行ったチタン製部品のNC加工に立ち合った時のことです。入社2カ月ほどのタイミングで上司から図面を渡され、材料から実際の部品を完成させることができた時の喜びと達成感は、今でも忘れられない経験になっています。
エンジニアとして叶えたい夢について教えて下さい
ワークライフバランスも大切にしながら活躍できる
仕事をするうえで心がけているのは、報告・連絡・相談をこまめに実施し、日頃から密にコミュニケーションを取ること。自らの手を動かすより、口の方がよく動いているといっても過言ではないかもしれません。当社には、仕事のことだけでなく、プライベートの部分も含めて親身に相談に乗ってくれる方が多いのが魅力。また、休暇が取りやすく、ワークライフバランスを大切にしながら働ける点も気に入っています。今後の目標は、機械加工分野の専門家として、今後の当社を担う若い社員のお手本となるようなエンジニアになること。これまでボーイングやエンブラエルなどの民間機の機械加工部品を数多く担当してきたことから、自分が携わった機体で家族旅行をすることも夢の一つですね。
1日のスケジュール
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08:00
出勤
- メールチェック
- 朝礼(グループ内で当日の業務予定確認及び情報共有)
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08:30
生産技術業務~午前の部~
- 部内外との調整業務
- メンバーからのアウトプットのチェック業務
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12:00
昼休み
- 昼食(食堂利用)
- 上司と構内ウォーキング
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13:00
生産技術業務~午後の部~
- 午前の続き
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15:00
機械グループミーティング
- 各グループ間の情報共有
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16:45
業務管理作業
- 当日の業務進捗確認
- 翌日の業務予定確認
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17:00
退社
- 定時帰宅が基本(残業時間は月20時間ほど)
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17:20
帰宅
- 子供と遊ぶ
- 晩酌
- 家事

