ＬＰＧ運搬船「ＭＡＰＬＥ ＧＡＳ」の引き渡し

ＬＰＧ運搬船「ＭＡＰＬＥ ＧＡＳ」

川崎重工は、本日、アストモスエネルギー株式会社向けに８２，２００ｍ^３型ＬＰＧ運搬船「ＭＡＰＬＥ ＧＡＳ（メイプル ガス）」（当社第１７３８番船）を引き渡しました。本船は、当社がこれまでに引き渡した５７隻目のＬＰＧ運搬船にあたり、同型船としては８隻目となります。

本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。

＜引き渡し＞

２０１９年３月２９日

＜主要目＞

全長 ２２９．９０ ｍ 長さ（垂線間長） ２２６．００ ｍ 幅（型）　 ３７．２０ ｍ 深さ（型）　　 ２１．００ ｍ 満載喫水（型） １０．６３ ｍ 総トン数 ４６，８５１ 載貨重量 ４９，９１８ トン 貨物倉容積 ８２，４１１ ｍ３ 主機関 川崎－ＭＡＮ Ｂ＆Ｗ ７Ｓ６０ＭＥ－Ｃ８．２型ディーゼル機関×１基 定員 ３０名 船級 アメリカ船級協会（ABS） 船籍 日本

＜特　長＞　

	１）	当社が開発した船首形状（ＳＥＡ－ＡＲＲＯＷ）を採用し、船が航走する際に船首部に発生する波を極限まで減少させ、推進性能の大幅な向上を図っています。
	２）	主機関には、省燃費型の電子制御式超ロングストローク２サイクル低速ディーゼル機関を採用し、さらにプロペラ周りにカワサキフィン付ラダーバルブならびにコントラフィン付セミダクトを装備することにより、燃料消費量の低減を図っています。
	３）	低温で液化された石油ガスを積むため、低温収縮を吸収できる防熱された独立型貨物タンクを４区画の船倉内に４基設けています。
	４）	貨物タンクには、－４６℃までの低温液化石油ガスを積み込むことができるように低温用特殊鋼材を使用し、周囲は発泡ウレタンを用いた防熱を施しています。
	５）	本船型・設備は、２０１６年６月に拡張工事が完了した新パナマ運河の規則に対応しています。