神戸市の橋梁耐震補強工事向けに「Kリンク」を受注(川重商事)

2010年07月22日

川崎重工グループの川重商事は、神戸市発注のハーバーハイウェイ耐震補強工事向けに、落橋防止装置「Kリンク」約800基と同装置を橋へ取り付けるための鋼製ブラケット(使用鋼材重量約2,500トン)を受注しました。本装置および鋼製ブラケットは、2011年1月末までに全量納入する予定です。

「Kリンク」は、地震時に橋にかかる衝撃力を緩和・減衰し、橋げたの落下を防止するための装置です。特殊な材料や加工を必要とせず、鋼板や市販のゴム・ロッド・ピンで構成されるため、低コスト化が図られるとともに、取り付けやメンテナンスが容易です。1997年の販売開始からこれまでの販売総数は約900基で、今回はこれに並ぶ大型受注となります。

1995年の阪神淡路大震災を機に、橋や高架道路の技術基準を定める道路橋示方書が改訂され、「Kリンク」の設置対象となる橋梁耐震補強工事が全国で増加傾向にあります。当社は今回の受注を契機として、「Kリンク」の設置提案を強化し、今後もさらなる拡販に努めてまいります。