気象庁向け風洞設備工事を国土交通省関東地方整備局より受注

2010年04月08日

川崎重工は、国土交通省関東地方整備局より気象庁向け風洞設備工事を受注しました。

本風洞設備は、気象観測に使用する風速計の構造および精度を検査する目的で設置されるもので、空気の流れを作る送風機、空気の流れを整える整流器、測定を行う測定部等で構成されています。送風機が基準となる風速に制御された一様な空気の流れを発生させ、測定部においてその流れを被検体である風速計にあてることで風速計の表示風速を比較検査するものです。

本風洞設備は、水平単帰路回流式(ゲッチンゲン型)、測定部開放型で、ノズルは円形あるいは正八角形以上の多角形を予定しています。ノズル寸法は、直径あるいは対辺寸法が1,000mm、1,200mmの2種類の吹き出し口を準備し、最高風速は毎秒108mまでの検査が可能となります。

当社は、1957年以来、土木・建築・環境用風洞、自動車用風洞、航空機用風洞など様々な用途に応じた風洞設備を納入しています。
今後も、風洞のトップメーカとして一層の技術開発および向上に取り組み、あらゆるニーズに応じた風洞設備を提供していきます。