次期輸送機(XC-2)試作1号機の納入について

2010年03月30日

 

 

川崎重工は、本日、当社岐阜工場において、次期輸送機(XC-2)の試作1号機を防衛省に納入しました。

次期輸送機(XC-2)は現有機「C-1」の後継機として、次期固定翼哨戒機(XP-1)と共に防衛省が2001年度より2機種同時開発を進めているものであり、当社は2001年11月に防衛省から主担当企業に指名され、協力企業をはじめとする開発参画企業とともに開発作業を進めています。

次期輸送機(XC-2)は、新規開発の飛行管理システムおよび省力化された搭載しゃ下システムを採用しています。また米国GE社製のエンジンを搭載し、現有機を上回る速度、航続距離等が実現されます。

次期輸送機(XC-2)の試作1号機は当社岐阜工場において製造され、ロールアウト後、各種地上試験を行ったのち、2010年1月に初飛行しました。その後、順調に社内飛行試験等を重ね、予定した全ての各種社内試験を完了しました。

また、川崎重工では次期輸送機(XC-2)試作2号機の製造を実施中であり、2010年度中に防衛省へ納入する予定です。

当社は今後もこの開発プログラムの完遂に向け、邁進してまいります。