兵庫県の「CO2削減協力事業」への参加について-当社グループの取り組みが第1号案件として成立-

2010年02月22日


川崎重工は、この度、国の排出量取引の試行的実施策である国内クレジット制度(※)を活用した、兵庫県の「CO2削減協力事業」へ参加します。

「CO2削減協力事業」は、県内の大規模事業者が中小事業者等に技術や資金等を支援し、CO2削減量を大規模事業者に移転するもので、今回当社と神戸医師協同組合によるCO2削減プロジェクトが第1号案件として成立しました。同事業では、神戸医師協同組合明石工場に設置された当社グループの川重冷熱工業製A重油焚ボイラをCO2排出量の少ない都市ガス焚ボイラに更新することにより、2013年3月までに約2,600tのCO2排出量削減を見込んでいます。なお、今後同事業において創出される国内クレジットは、当社の県内事業所におけるCO2削減量として、県条例に基づく排出抑制措置結果報告書に反映する予定です。

当社は、本事業への参加と併せて、自社の生産活動におけるCO2排出削減を積極的に実施することで、地球温暖化防止により一層貢献してまいります。

※国内クレジット制度は、京都議定書目標達成計画(平成20年3月28日閣議決定)において規定されている、大企業等の技術・資金等を提供して中小企業等が行った二酸化炭素の排出抑制のための取組みによる排出削減量を認証し、自主行動計画等の目標達成のために活用する仕組みです。中小企業等における排出削減の取組みを活発化、促進することを目的としています。

□ご参考

<神戸医師協同組合の概要>
所 在 地 :神戸市中央区神若通3丁目2番15号
事業内容:医薬品、医療機器、医療用食品の販売、リネンサプライ事業等