日立建機に大型ホイールローダをOEM供給開始(KCM)

2010年01月12日

 

川崎重工グループのKCMは、日立建機株式会社(日立建機)に対し、欧州市場向けに大型ホイールローダのOEM供給を開始しました。

両社は、2008年10月31日に発表した事業提携に基づき、次期排ガス対策モデルの共同開発や国内での販売協力を推し進めてきました。この度、事業提携の一環として、KCMが日立建機に対し、骨材・砕石や大理石採取現場で定評のある大型ホイールローダ3機種を欧州市場向けにOEM供給することとなり、2010年1月より日立建機ヨーロッパを通じて販売を開始しました。これにより、KCMは海外における販路を拡大し、ホイールローダ事業の収益力強化を図ります。

OEM供給の対象となる3機種の主要諸元は、下表のとおりです。

供給機種名 販売機種名 標準バケット容量 エンジン出力 車体重量
92ZV-2 ZW330 4.6m3 242kW 26.0トン
95ZV-2 ZW370 5.0m3 268kW 30.7トン
115ZV-2 ZW550 6.2m3 360kW 46.2トン

当社は今後も、開発・調達・販売において日立建機との緊密な提携関係を構築し、積極的に事業活動を展開していきます。