LPG運搬船「SUMMIT RIVER」の引き渡し

2008年07月10日


川崎造船は、7月10日にKAW1595 SHIPPING S.A.(ケイエイダブリュー1595 シッピング エス エー)向けLPG運搬船「SUMMIT RIVER(サミット リバー)」(当社第1595番船)を引き渡しました。
本船は、当社がこれまで建造したLPG運搬船として43隻目にあたり、同型船としては4隻目となります。

本船の引渡、主要目ならびに特長は次のとおりです。

<引 渡>  
  2008年7月10日
   
<主要目>  
全長 226.00 メートル
長さ(垂線間) 222.00 メートル
幅(型)  37.20 メートル
深さ(型)  21.00 メートル
満載喫水(型)  11.20 メートル
総トン数 46,046 トン
載貨重量 52,991 トン
貨物タンク容積 80,170 m3
主機関 川崎-MAN B&W 7S60MC-C型ディーゼル機関×1基
連続最大出力14,000キロワット×94回転/分
航海速力 約17.0ノット
定員 37名
船級 日本海事協会(NK)
船籍 パナマ
<特 長>
1)本船には、当社が開発した新船首形状(SEA-ARROW)を採用し、船が航走する際に造る船首波による抵抗を極限まで減少させ、推進性能の大幅な向上を図っています。
2)低温で液化された石油ガスを積むため、船体から独立して収縮する貨物タンクを4区画の船倉内に4基設けています。
3)貨物タンクには、-46℃までの低温液化石油ガスを積み込むことができるように低温用特殊鋼材が使用され、周囲は発泡ウレタンを用いた防熱が施されています。
4)主機関には、省燃費型の超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関が採用されており、さらに川崎フィン付ラダーバルブ(RBS-F)の採用により、燃料消費量の低減が図られています。