川崎重工グループの除雪機械を「除雪機械展示会」に出展

2008年01月28日


「AUTHENT 55DV」

川崎重工は、1月31日(木)と2月1日(金)の2日間、北海道千歳市で開催される「2008ふゆトピア・フェアin千歳」における「除雪機械展示・実演会」〔主催:(社)日本建設機械化協会、会場:千歳市立千歳中学校グラウンド〕に、川崎重工グループの(株)日本除雪機製作所(本社:札幌市手稲区)および北海道川重建機(株)(本社:北広島市)と共同で除雪機械を出展します。

今回の出展機種は、当社の高速型除雪ドーザ「AUTHENT 55DV」(ロングスライドブレード付)および日本除雪機製作所のロータリ除雪車「HTR406」と「HTR265」、「HTR83」です。出展機種の主な特長は次のとおりです。

1.高速型除雪ドーザ「AUTHENT 55DV」(ロングスライドブレード付)
高速型除雪ドーザ「AUTHENT 55DV」は、通常の除雪ドーザの約2倍の発進加速性能と49km/hの最高速度を実現し、一般車両の交通の流れを妨げることなく、現場間をスムーズに移動できるため、除雪作業を効率良く進めることができます。なお、今回の出展車は、「ロングスライドブレード」を装着しています。
主な特長は次のとおりです。

  • 高出力エンジン搭載(従来機に対して10~30%アップ)
  • ロックアップ付き自動変速トランスミッションを採用し、高速移動が可能
  • 高性能スノーラジアルタイヤを装着し、駆動力を確保
  • ダイナミックダンパにより、走行中の振動を抑制
  • 左サイドへ1,540mm(通常350mm)スライド可能なブレードを装着し、歩道間口の除雪作業が容易

2.ロータリ除雪車「HTR406」
除雪幅2.6m級、エンジン出力328kWの大型ロータリ除雪車で、多雪地帯の幹線道路や山岳道路はもとより、飛行場や高速道路での除雪作業にも適しています。
主な特長は次のとおりです。

  • 第3次排出ガス規制対応エンジン搭載
  • 走行装置は「HST式+4段パワーシフトミッション」を採用し、走行中のシフトが可能
  • 車体の舵取りはセンターピン方式で、最小回転半径は6.6mと小さい
  • 地域性や用途に応じた各種伸縮式シュートの装着が可能
  • 除雪能力は3,400t/h

3.ロータリ除雪車「HTR265」
除雪幅2.2m級、エンジン出力220kWの中型ロータリ除雪車で、運搬排雪から山間部や市街地の拡幅除雪まで、幅広い除雪作業に威力を発揮します。
主な特長は次のとおりです。

  • 第3次排出ガス規制対応エンジン搭載
  • 走行装置は「HST式+4段パワーシフトミッション」を採用し、走行中のシフトが可能
  • 車体の舵取りはセンターピン方式で、最小回転半径は6.1mと小さい
  • 地域性や用途に応じた各種伸縮式シュートの装着が可能
  • 除雪能力は2,300t/h

4.ロータリ除雪車「HTR83」
除雪幅1.3m級、エンジン出力68kWの小型ロータリ除雪車で、歩道や狭隘道路等の除雪作業に最適です。
主な特長は次のとおりです。

  • チルト機構は支持枠中心旋回式を採用しており、上昇操作とチルト操作を独立して操作可能
  • アクセルペダル操作による前後進が可能
  • 除雪能力は750t/h

当社は、1961年からホイールローダを生産しており、そのノウハウをもとに各種専用アタッチメントを開発し、除雪ドーザを製造・販売しています。日本除雪機製作所は、1962年に日本初の除雪機械専門メーカーとして創業して以来、ロータリ除雪車を中心に数々の信頼ある除雪機械を開発し、北国での快適な暮らしを提供してきた当社関係会社です。当社と日本除雪機製作所は、新機種の開発、製造、販売でさまざまな協力を行っています。また、北海道川重建機は、北海道地区の当社建設機械の総販売代理店として、地元のお客様に密着した販売・サービス活動を行っている当社関係会社です。今後とも当社は、グループ各社との連携を密にし、除雪機械事業を積極的に展開していきます。