インド向け洋上天然ガス圧送設備(コンプレッションモジュール)を受注

2007年12月12日


川崎重工は、インド石油・天然ガス会社(ONGC:Oil and Natural Gas Corporation LTD.)が進めるインド・ムンバイ(ボンベイ)沖の天然ガスフィールド開発プロジェクト向けに、天然ガス圧送設備(コンプレッションモジュール)の機器納入・エンジニアリング業務をインドのラーセン&トウブロ社(L&T:Larsen & Toubro Ltd.)より受注しました。

コンプレッションモジュールとは、限られた洋上プラットフォーム上スペースを有効に活用するため、圧縮機を中心とする駆動機・ガスクーラー・スクラバー・バルブ・制御装置等の機器をコンパクトにまとめた設備で、洋上で昇圧した天然ガスを海底パイプラインにて陸地へ圧送します。

今回当社が受注したのは、洋上プラットフォーム上に設置されるガスタービン駆動圧縮機設備1基およびコンプレッションモジュールのエンジニアリング業務です。コンプレッションモジュールの組立は、発注者であるL&Tがインドのハジラヤードにて実施し、ONGCへの最終引渡しは2009年4月の予定です。

当社は圧縮機メーカーとしては数少ないトータルモジュールサプライヤーであり、今回の受注はインド・東南アジア地域でのその豊富な実績と信頼性が高く評価されたものです。この受注により当社のコンプレッションモジュールの受注実績は50基となり、うちインド向けは34基となります。
天然ガスはクリーンエネルギーとして、近年需要の増加傾向が予想されています。今後も当社は、インドはもとよりアジア全域において、コンプレッションモジュールの受注拡販に取り組んでいきます。