防衛省向け次期固定翼哨戒機(XP-1)の試作1号機が初飛行に成功

2007年09月28日

 

 


 

  川崎重工は、本日、当社岐阜工場において、次期固定翼哨戒機(XP-1)の試作1号機の初飛行に成功しました。

次期固定翼哨戒機(XP-1)の試作1号機は、午前9時38分に航空自衛隊岐阜基地を離陸し、約60分間の飛行を行った後、無事着陸しました。機長は当社飛行課所属の関戸 昭洋(せきど あきひろ)で、副操縦士馬場 良直(ばば よしなお)他乗員9名で飛行しました。機長の感想は「操縦感覚は、シミュレータと同じであったため、離陸直後から安心して飛行することができた。かつて経験したことのないほど極めて安定した機体であり、機体、エンジンともに順調で、計画どおり完璧に飛行できた。」ということでした。

次期固定翼哨戒機(XP-1)は現有機「P-3C」の後継機として、次期輸送機(C-X)と共に防衛省が2001年度より2機種同時開発を進めているものであり、当社は2001年11月に防衛省から主担当企業に指名され、協力企業をはじめとする開発参画企業とともに開発作業を進めています。

今後は、当社岐阜工場において引き続き社内飛行試験を実施し、2008年中に防衛省へ納入する予定です。

当社は今後もこの開発プログラムの完遂に向け、邁進してまいります。