ばら積運搬船「MOKARA COLOSSUS」が進水(川崎造船)

2006年09月19日


 

 

 

  川崎造船は、9月16日(土)午前11時15分、神戸工場においてシンガポールの“K”LINE PTE LTD(ケイライン プライベート リミテッド)社向けばら積運搬船「MOKARA COLOSSUS(モカラ コロッサス)」(当社1579番船)の命名・進水式を行いました。
本船は、当社が開発した55,500DWTばら積運搬船の11番船で、進水後岸壁にて艤装工事を行い、2006年11月に竣工し、船主に引き渡す予定です。
なお、本船の工程、主要目ならびに特長は次のとおりです。

1.工 程  
              起工 2006年    7月 7日
  進水 2006年    9月16日
  引渡 2006年   11月
     
2.主要目  
  全長  約189.90 m
  長さ(垂線間長) 185.00 m
  幅(型) 32.26 m
  深さ(型) 17.80 m
  夏季満載喫水(型) 12.50 m
  総トン数 約31,000 t
  載貨重量 約55,500 t
  主機関 川崎-MAN B&W 6S50MC-C × 1基
連続最大出力 8,200kW×110回転/分
  定員 28 名
  船級 日本海事協会
  船籍 SINGAPORE
  航行区域 遠洋(国際)

3.船の特長
  1) 船型は船首楼付き平甲板型で、5船倉を有し、積載貨物は穀類、石炭、鉱石、鋼材などで、これらの貨物の運搬に適した船倉形状としています。
また、本船シリーズは当社が新しく開発した抵抗の少ない滑らかな船首形状を採用して従来船型と比べて燃料の節約を可能としています。
  2) ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備しており、荷役設備のない港湾でも荷役作業が可能です。
  3) 主機関には、軽量・コンパクト・高出力のエンジンである川崎-MAN B&W 6S50MC-Cを搭載しています。