LNG運搬船用主機タービンで世界初の累計生産100基を達成

2006年09月11日


川崎重工は、このほど完成したUA400型タービン(145,000m3型LNG運搬船に搭載予定)をもって、LNG(液化天然ガス)運搬船用主機タービンの累計生産100基を世界で初めて達成しました。

当社は、1907年にカーチスマリン社(米国)との技術提携のもとで舶用蒸気タービンの製造を開始し、技術提携が満了となった1925年以降は、一貫して自社技術による舶用蒸気タービンを多数生産してきました。
LNG運搬船においては、輸送中に気化するLNGを燃料として有効活用できるという利点から、蒸気タービンが主機関として採用されており、当社は1976年に日本で初めて建造されたLNG運搬船 "Golar Spirit" に当社製主機タービンを納入して以来、世界で最も多くの主機タービンを生産しています。
当社の舶用蒸気タービンは、こうした長年の豊富な実績に基づき、その信頼性に対して顧客から高い評価を得ています。そのうえ昨今の世界的なLNG需要の増加を受けて、2005年度の生産基数は24基となりました。

当社は、今後も顧客の多様なニーズに応えるため、安全で信頼性に優れた舶用蒸気タービンを引き続き生産するとともに、更なる高効率化を達成するための開発を進めます。