自社開発の純国産高効率ガスタービン「L20A」を搭載した25MWコンバインドサイクル発電設備を納入
2006年04月04日
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川崎重工は、大阪ガス株式会社がダイハツ工業株式会社滋賀(竜王)工場内で実施するオンサイト熱電併給事業向けに、総出力25MWのコンバインドサイクル発電設備を納入しました。本発電設備は、当社が自社開発した純国産の20MW級高効率ガスタービン「L20A」を採用し、2004年10月にフルターンキーで受注したものです。 今回納入した発電設備は、高効率ガスタービン「L20A」1基および排熱回収ボイラ1基、蒸気タービン1基で構成されており、主要構成機器はいずれも当社が製造しました。 本発電設備の主機となるガスタービン「L20A」は、当社が1998年から自社技術にて開発を進めてきた最新鋭の純国産高効率ガスタービンです。2000年9月に開発初号機が完成、2001年11月より当社明石工場に同初号機を搭載したコージェネレーション設備を設置し、工場内に電気と蒸気を供給しています。また、2004年には千葉食品コンビナート内でのオンサイト熱電併給事業用として、千葉みなと発電所向けに商用初となる「L20A」2基を搭載したコンバインドサイクル発電設備を納入、その後海外向けにも3基を納入しており、今回の納入はこれらに続く6基目の実績となります。 当社の産業用ガスタービンは、1974年に自社開発した産業用ガスタービン「S1A-01」を使用した非常用ガスタービン発電設備を発売して以来、これまでに非常用発電設備、コージェネレーションシステム分野で多くの実績を積み重ね、高い信頼を得ています。現在では150kWから20,000kW級までのガスタービンをラインアップし、顧客の多様なニーズに合わせてシステムを構築することによりさまざまなソリューションを提供しています。また、きめ細かなアフターサービス体制により、国内では6,000台以上の納入実績を持つトップメーカーとして、中小形産業用ガスタービン分野では常に60%以上のシェアを確保しています。 ガスタービンは優れた環境適合性や総合熱効率の高さから、地球温暖化防止や環境負荷低減などの地球環境保全に最適な原動機として、需要拡大が期待されています。今後とも当社は、先進の低エミッション技術を採り入れた「L20A」をはじめとする自社開発ガスタービンを搭載した発電設備を積極的に拡販していきます。 今回納入したコンバインドサイクル発電設備の概要は、以下のとおりです。 □設備概要 |