米国販売会社KPM(USA)を設立(カワサキプレシジョンマシナリ)

2005年12月26日

 

 


川崎重工グループのカワサキプレシジョンマシナリ(KPM)は、2006年1月1日、米国に油圧機器販売の子会社 Kawasaki Precision Machinery (U.S.A.),Inc.〔KPM(USA)〕を設立します。

当社は、米国での油圧機器販売事業を、1994年より川崎重工(汎用機カンパニー)の子会社であるKawasaki Motors Corp.,U.S.Aに設けた販売部門を通じて行っており、事業開始後10年を経過した現在、売上規模が当初の4倍近くになるなど好調に実績を重ねています。今回の新会社設立は、今後も堅調な需要が見込まれる米国油圧機器市場に向けて、経営のスピードアップおよび経営資源の効率配分を図ることにより、販売・サービス体制を強化し、新規顧客の獲得および新規ビジネスの拡大を目指すものです。

今回の米国での新会社設立により、当社は本社工場(神戸市)を核に、欧州における生産・販売拠点であるKawasakiPrecision Machinery(UK)Ltd.とあわせて、3極体制を確立します。さらに、韓国の子会社(Flutek,Ltd.)および中国の子会社〔KawasakiPrecision Machinery(China):2006年8月操業開始予定〕との連携を強化することで、世界各地の顧客ニーズをいち早く察知し、技術・品質面でのさらなる顧客満足度の向上を図っていきます。

今後とも当社は、グローバルな油圧機器市場で、高品質・高性能な製品を開発、提供するとともに、アフターサービス拠点の充実など総合的な顧客満足度の向上に努め、積極的な事業展開に注力していきます。

・Kawasaki Precision Machinery (U.S.A.),Inc.の概要

(1)所在地 :米国 ミシガン州
(5080 36th Street S.E. Grand Rapids, Michigan 49512 U.S.A.)
(2)代表者 :肥田 一雄
(3)営業開始日 :2006年1月1日
(4)資本金 :5百万ドル(約6億円、KPM100%出資)
(5)事業内容 :各種油圧機器(ポンプ・モータ・バルブ)の輸入販売
およびアフターサービス等の関連事業
(6)従業員数 :約20人