VLCC「OTOWASAN」の引渡し(川崎造船)

2005年12月06日

川崎造船は、12月6日、坂出工場において、VOLTS SHIPPING NAVIGATION S.A.向け315,000重量トン型ダブルハルVLCC「OTOWASAN」(当社第1570番船)の引渡しを行います。
本船は、マラッカ海峡を通行できる船型としては最大級の積載能力を有し、当社が開発した新船型の2番船となります。

本船の工程、主要目ならびに特長は次のとおりです。

<工 程>
起工 2004年 12月 17日
進水 2005年 10月 21日
引渡し 2005年 12月 6日
<主要目>
全長 333.00 メートル
長さ(垂線間) 324.00 メートル
幅(型) 60.00 メートル
深さ(型) 29.00 メートル
満載喫水(型) 20.391 メートル
総トン数 160,292 トン
載貨重量 302,477 トン
荷油槽容積 351,580 m3
主機関 川崎-MAN B&W 7S80MC-C型ディーゼル機関×1基
連続最大出力27,160キロワット×76回転/分
航海速力 約15.55ノット
定員 30 名
船級 日本海事協会(NK)
船籍 パナマ

<特 長>
1. 本船は、当社が新規開発した最新鋭タンカーで、マラッカ海峡を通行でき、日本の主要バースに入港できる船としては最大級の積載能力を有しています。
2. 燃料油タンクを貨物タンク同様に二重船殻構造とすることで、事故時の海洋汚染防止対策を施しています。
3. 省エネルギー対策として、フィン付きラダーバルブ(RBS-F)および高効率タイプのプロペラを採用しています。