マレーシア向け洋上天然ガス圧縮設備(コンプレッションモジュール)を受注

2005年06月21日

川崎重工は、マレーシア国営石油会社ペトロナス社が進めるバラムサウスフィールド開発プロジェクト向けに、洋上天然ガス圧縮設備(コンプレッションモジュール)を受注しました。

当社は、本コンプレッションモジュールを双日株式会社の現地法人双日マレーシア社を通じて受注し、エンジニアリング、圧縮機3機を中心とする機器類の調達、製作、据付および試運転までを一括で担当します。なお、納期は2006年5月を予定しています。

今回受注したコンプレッションモジュールは、マレーシア・サラワク州ルトン沖の洋上プラットフォーム上の限られたスペースを有効活用するため、圧縮機・駆動機・ガスクーラー・スクラバー・バルブ・制御装置などの機器をコンパクトにまとめたものです。既設プラットフォームおよび開発中の新たな油田からの天然ガスを昇圧し、再度油田に注入することにより、原油の生産性を向上させることを目的としています。

当社は圧縮機メーカーの中では数少ないコンプレッションモジュールサプライヤーであり、今回の受注はマレーシア国内をはじめ、インド・東南アジア地域での豊富な実績と信頼性が高く評価されたものです。今回の受注により、当社のコンプレッションモジュールの受注実績は48基となり、うちマレーシアでは1983年のサバシェル向け以来6基目となります。今後も当社は、マレーシアはもとよりアジア全域において、コンプレッションモジュールの受注拡販に取り組んでいきます。