「Ninja ZX-6R」など2005年ニューモデル6機種を「インターモト ミュンヘン 2004」に出展

2004年08月26日


「Ninja ZX-6R」

川崎重工は、9月14日より6日間にわたってドイツで開催される「インターモト ミュンヘン 2004」に、欧州向け2005年ニューモデル6機種を出展します。

今回カワサキは、海外市場で人気の高い中排気量スーパースポーツのニューモデルとして、「Ninja ZX-6R」を発表します。同時に、レースにおいて高い走行性能を発揮する中排気量スーパースポーツモデル「Ninja ZX-6RR」と、欧州で高い評価を得ているスポーツモデル「Z750」のバリエーションモデル「Z750S」を発表します。

クルーザーモデルでは、「VN1600 Classic」をベースにタンデムツーリングの快適性をより向上させた「VN1600 Classic Tourer」を発表します。また近年、欧州で人気の高いデュアルパーパスモデルでは「KLE500」を、さらにモトクロスレース専用モデルでは「KX250」を併せて出品します。

ゆったりとした乗車姿勢で乗るアメリカンスタイルバイクの総称。
公道ではない不整地のコースで、決められた時間内に順位を競うレース。

2005年ニューモデルの概要

□スーパースポーツモデル
「Ninja ZX-6R」
カワサキのスーパースポーツモデルを代表する「Ninjaシリーズ」の中排気量モデル。
クラス初の楕円サブスロットルバルブと、デュアルインジェクターを採用した水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジン(636cm3)、新形状のブレーキマスターシリンダー等、車体各部の全面的な改良によって走行性能を向上させています。また、ターンシグナルランプを埋め込んだフロントカウルや、シート下へのマフラー配置などによってクラス最高レベルのエアロダイナミクスを有する、コンパクトで躍動感のあるスタイリングを実現しています。

「Ninja ZX-6RR」
公道用市販車を使用したレースに参加するための、ベース車両となるモデル。
2005年モデルでは、水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジン(599cm3)の細部にわたって変更を施すとともに、車体も全面的に新開発して、走行性能の向上を図っています。

□スポーツモデル
「Z750S」
スタイリッシュな高性能スポーツモデルとして評価の高い「Z750」をベースに開発されたバリエーションモデル。
新設計のハーフカウル、ライダーシートと一体式のパッセンジャーシート、グラブバーを新たに装備して、高速走行や2名乗車時の快適性をより向上させながら、軽快な印象をもったスタイリングとしています。また、「Z750」と共通の水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジン(748cm3)は、中速回転域を中心に強力なトルクと優れたレスポンスを発揮します。

□クルーザーモデル
「VN1600 Classic Tourer」
「VN1600 Classic」をベースに、2名乗車時の快適性をより向上させたクルーザーモデル。フロントスクリーンやパニアケース、新設計のグラブバーと一体化したバックレスト、大容量の燃料タンク等を装備することで、高出力かつ扱いやすいエンジン特性の水冷4ストロークV型2気筒エンジン(1,552cm3)とともに、より快適な長距離走行を可能としています。

□デュアルパーパスモデル
「KLE500」
スタイリングを一新したデュアルパーパスモデル。
「Z1000」とスタイリングイメージを共有する、新設計のハーフカウルと優れた視認性を有するメーターパネルを採用しています。また、高トルクの並列2気筒エンジンDOHC4バルブエンジン(498cm3)は、オンロードからオフロードまで幅広い用途に対応します。

□モトクロス専用モデル
「KX250」
カワサキの国内外のファクトリーレース活動で培われた技術をもとに開発されたモトクロスレース専用モデル。
レスポンスと耐久性を向上させた2ストローク単気筒エンジンや、軽量で高い剛性の車体などがもたらす優れた操縦性によって、モトクロスレースにおいて高い戦闘力を発揮します。