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川崎重工は、世界最大級の舶用電子制御ディーゼル機関(川崎-MAN B&W 12K98ME)2台を受注しました。受注したディーゼル機関は川崎汽船株式会社が株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド (IHI MU)で建造する超大型8,000TEU型コンテナ船4隻(2006年~2007年完工予定)の内2隻に搭載されます。
今回受注したディーゼル機関は、超大型コンテナ船に多く採用されているベストセラーで、信頼性の高いMAN B&W K98MC型機関を電子制御化したもので、部分負荷時の燃料消費効率が改善され、また出入港時の大気汚染物質を削減できる特長を備えています。
この電子制御ディーゼル機関は、川崎汽船向けには、5,000台積自動車船3隻用(川崎-MAN B&W 7S60ME-C型)に引き続いての採用となります。これは同社の環境憲章『海を含む地球の環境を守りながら社会の発展に貢献していく』に沿う環境に配慮した機関と認められたものです。
当社は、1911年(明治44年)にMAN社(ドイツ)と技術提携し、1919年(大正8年)にディーゼル機関の製作を始め、さらに1981年にはMAN社がB&W社(デンマーク)を吸収合併して新たに発足したMAN B&W社と技術提携し、商船用および発電用に数多くの納入実績を有しており、また、独自設計の艦艇用機関も製造しています。
当社は、舶用機関への環境対策が重要視される中で、ケープサイズバルカーに最適な主機として7S65ME-C機関を新たにラインアップに加え、小型から超大型までの広範囲に渡る舶用電子制御ディーゼル機関を環境対応機器として、今後の営業展開を積極的に進めていきます。
◇川崎-MAN B&W 12K98ME機関の概要
出力 |
: |
68,640 kW |
回転数 |
: |
94 r/min |
シリンダ直径 |
: |
98 cm |
シリンダ数 |
: |
12 |
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