高い走行性能と低騒音・低排出ガスレベルを両立させた4ストロークエンジン搭載の最上級機種「ジェットスキー STX-15F」を新発売

2003年12月24日

川崎重工は、高い走行性能と低騒音・低排出ガスレベルを両立させた、4ストロークエンジン搭載の最上級機種「ジェットスキー STX-15F」を、2004年3月1日より全国一斉に新発売します。

今回新発売する「ジェットスキー STX-15F」は、本年3月に発売した4ストロークエンジン搭載の「ジェットスキー STX-12F」をベースに、エンジン排気量を拡大し最高出力を大幅に向上させた、3人乗り「STXシリーズ」のフラッグシップモデルです。本機種は、米国EPA(環境保護局)ならびにさらに厳しいCARB(カリフォルニア州大気資源委員会)の2008年排出ガス規制をクリアする、低排出ガスレベルを実現しています。

「ジェットスキー STX-15F」は、中・低速域での高トルク・高出力と全回転域にわたり優れたアクセルレスポンスを発揮する水冷4ストローク直列4気筒エンジン(1,498cm)を搭載しています。この高性能エンジンとPWCレースの本年度世界チャンピオンマシン「ジェットスキー 1200STX-R」の軽量コンパクトなハル(艇体)の組み合わせにより、優れた加速性能、操縦性能を実現します。

なお、「ジェットスキー STX-15F」は、東京国際ボートショー(2004年2月5~8日)、大阪国際ボートショー(2004年3月5~7日)に出展する予定です。



Personal Watercraftの略。

1.主な特長
□エンジン関係
水冷4ストローク直列4気筒エンジンは、電子制御燃料噴射装置を装備し、全回転域で優れた スロットルレスポンスを実現するとともに、排出ガス中のHC/NOxの低減を達成しています。
 大容量の吸気ボックス、サイレントカムチェーン、2連ウォーターボックスの採用により、吸気音、メカニカルノイズ、排気音を低減しています。
 一定速度以上でスロットル全閉時にステアリング操作をした際に、電子制御で燃料を噴射することにより転回を補助するシステムである、KSS(カワサキ・スマート・ステアリング)を採用しています。

□船体関係
ハル前方部のトリプルKSD(カワサキ・スプラッシュ・ディフレクター)が、走行時の水しぶきを最少限に抑え、快適なライディングを実現しています。
 大容量燃料タンク(62リットル)の採用により、長時間のライディングを可能にしています。
 新設計のスタビライザーとサイドバンパーに設けられたフィンにより、よりスポーティーなライディングが楽しめます。
 新設計のリバースバケットを採用することにより後進時のレスポンスを向上させ、桟橋付近などでの操船を容易にしています。

□装備関係

スピード、エンジン回転数、燃料計、時計、オイルレベル警告灯などを表示する、多機能式液晶デジタルメーターを装備しています。
 テザースイッチを採用し、ライダーが落水した場合にもエンジンが自動的に停止します。

※「ジェットスキー」は、川崎重工の登録商標です。
※お客様の製品お問い合せ先
(株)カワサキモータースジャパン ジェットスキー営業部 078-921-2491